神様がくれた休日 (ホッとしたい時間)


神様がくれた素晴らしい人生(yottin blog)

今日の出来事

2024年09月03日 19時58分37秒 | yottin日記
 今日は1か月半ぶりに病院の皮膚科に行って来た、3週間目でようやく担当医に会えたが、僅か30秒で退出
「きれいに治っているね」と一目見てすぐに言って「薬出しておくから念のため、しばらく続けて、無くなったらまた来てください」
なんとも呆気なくて唖然としたが、薬は前回は3つだったのが7つに増えていた
これが無くなるには3か月くらいかかりそう、「それまで来ないでね」ってか?
明日は歯科の三回目、明後日はドライブ、ちょっと退屈から解放されそうだ。

昨日は散歩したが、今日はまた暑さが少しぶり返して体感で3度高いのでちょっと出る気がしない、今も陽がさしているので西日が暑い。

早朝からドジャースの試合を見ていたので、何となく眠い気もするが
それにしてもドジャースの強さに圧倒されながら、朝から良い気分
大谷もヒット2本に四球が2、それに盗塁3と、50-50にどんどん近づいている、盗塁はすでに45を越えて、ホームラン一本で45-45達成だ
盗塁も46になって、この勢いだとイチローが達成した56盗塁も越えそうな感じ
前人未踏の大記録50-50まで盗塁4,ホームラン6
ドジャースの打撃陣はベストメンバーがそろって、1番から9番まで切れ目が無くなった、特に1番から6番までは恐怖の打線だ
その中でも1番から4番まではMVPトリオ+チームホームラン2位のヘルナンデス
どこからホームランが出てくるかわからないし、二塁打はモグラたたきのように、あちこちから顔を出す。

だんだん過ごしやすくなってきた、そろそろ畑も本腰を入れて、大根を始めようと思って、土を買ってきた
花も菊の仲間をいくつか買ってきて、植え替えようと思う
今年の冬は大根だけ、ちょっと一休みだ、あと苺があるので、初めての株分け
どんな結果が出るかはお楽しみ
来春は自家製の甘い苺を食べてみたいもの、それとスイカは大玉に挑戦しようと思う。




「甲越軍記」を現代仕様で書いてみた(189) 甲越 川中島血戦 16

2024年09月03日 14時06分55秒 | 甲越軍記
 伊那の侍大将、深沢平六左衛門尉は、黒革に黒糸縅の鎧を身に着け、鹿毛の馬に乗り、雑兵などには目もくれず、ただただ大将首を求めて乱戦の戦場を往来していた。

このとき武田勢の旗本の多数が前線に出でて戦っていたので、武田晴信本陣には
僅か3、40騎の旗本しかいなかった
晴信は紫縅の鎧の上に、錦の陣羽織を着て、法性の冑を小姓に持たせて床几に腰を下ろして采配を握り、戦の成り行きを睨んでいた。

遠くで、これを見た深沢は「これぞ天の助け、大将を討たん事、この時を失うべからず」と叫び、疾風の如く馬を走らせて陣幕に至った
槍を引きしごくと、晴信めがけて突きかかる
晴信はすかさず采配で、この一撃をはねのけると槍は空を突いた
無念なりと深沢は槍を構えなおして、なおも第二撃、三撃を繰り出す
見事槍先は、晴信の右股に二度突き刺ささったが、晴信は少しも騒がず、槍の鵜の首をしっかりと握りしめて「尾籠者め!」(無礼者)と大音声にて一喝すると、その声は深沢の雷が落ちる如し
これには大剛の深沢も一瞬、立ちすくみ眼睨んで、しばし動くことが出来なかった。

この時、小山田平冶左衛門は、敵首をふたつ取り、大将に見参せんと本陣に向かって馬を走らせていたが、本陣の異変に気付くと、取った首を投げ捨てて「すわ御大将の危地なり」と馬を駆けに駆けさせて、深沢の馬尻までかけ寄せ、大喝して切りつけたが心苛立っておれば、刃先が狂って深沢の馬の尻をハタと切る
馬は尻を切られて驚き、跳ね上がれば、深沢は思いがけぬことに馬から真っ逆さまにどうっと落ちた
平冶左衛門、これを見て深沢に飛び掛かり首を掻かんとするところ、深沢も剛力なれば、すぐに小山田を跳ね返して、二人は上になり、下になりいずれが先に敵の首を取るか、まったくわからず
されども、深沢の運もここに尽き、拳ひるんで見えれば小山田は、ここぞと深沢を押さえつけて、ついに首を取る
血が滴る深沢の首を晴信に奉る。
これに驚き、晴信の旗本たちが次々と集まって来て、たちまち百余人、厳重に晴信を守る
晴信は二か所の痛手にもひるまず、ますます声を張り上げて下知すれば、味方の諸将、一様に勇気増して信州勢の中に切り立てる
信州諸士も、負けずにこれを向い討てば、戦場は大混乱となって糸の乱れるさま也。

しかし、多勢の信州勢であったが、未だ小笠原、木曽の大将は戦場に現れず、烏合の衆であれば、先が乱れても、後はこれに入れ替わることなく、右が敗れても、左はこれを救わず、ただ思い思いの戦であれば、全軍が晴信の采配一つで一致する甲州勢に各個撃破されて、次第に劣勢となる。

そんな中で、木曽の属下の将、瀬場兵衛大夫宗範は乱軍より離れて、晴信を見つけると旗本勢の方に近寄って鋭き矢をつがえ、引き絞ってヒョ!と放つと矢は晴信の右腕にハタと食い込む
晴信は、その矢をかなぐり捨てて、「あれを射止めよ」と命じれば、春日源五郎、小山田平冶左衛門、安倍五郎左衛門、真田源太左衛門、駒井右京亮、原大隅守、伊藤玄蕃、島田外記、栗原藤蔵、大戸豊前守、初鹿源五郎、金丸平九郎、岩手右衛門佐、曽根与一之助等、どっと叫んで討って懸かる

瀬場も手痛く戦うけれども、味方の崩れるのを見て引き返そうとしたが、武田勢に討たれるもの四十五人、瀬場兵衛大夫は血路を開いて引き退く。

信州勢は総崩れとなって、親は子を捨て、従者は主を捨ててわれ先に逃げ去る
塩尻峠を越えて逃げるのを武田勢はなおも追いかけて首を取ること、八百七十三級なり。
伊奈、木曽、小笠原の三将は、味方総崩れと聞き、武田勢はこの上は寄せ来るべしと恐れて、それぞれの持ち城に退散する。