商売に仕入れは欠かせません
早朝に魚市場のセリに出かけますが、野菜や肉や食品も必要なので、魚市場の帰りか仕入れ前に行くことがあります
9時を過ぎると込み合ってくるので24時間スーパーへ6時~8時の間に行きます
レジも並ばなくていいし密もないので余裕で買い物ができます
コロナ前まではかなりの量で仕入れをするのでスーパーと契約で電話注文で店まで配達してもらっていました
でも仕事量がかくだんに減った今は、配達してもらうのも気兼ねですから2~3日分まとめてスーパーへ出かけます
時間がかかるのはマイナスですが、自分の目で商品の品質をたしかめたり、何店舗か価格を比べたりできるのはプラスです
なによりも以前と変わったのは品物の価格を見るようになったことです、以前は値段を確かめず数量だけ電話注文していたので
本来はそうあってはいけないですが商品価格にはわりと無頓着でした、なにしろ掛けで仕入れて、翌月払いでしたから
今はスーパーに足を運び現金かカードでの仕入れになったので価格には詳しくなりました
それで思ったのはずいぶんと野菜や食品が高くなったということです
スーパーの手提げかご満タンにすると5~6000円、カートいっぱいに買うと1万円を越えます
これだけ売れない今でもこの金額ですから、献立には十分、気をつけるようになりました
材料はまったく無駄に使うことができません、ロスを出さないようにするので処理のための時間がずいぶん増えました
毎日12時間立ちっぱなし、一週間ほぼ休みなしは70歳の体、いやまもなく71歳にはこたえます
そういっても体はたいへんですが気持ち的にはとても良い、体は働いているうちに回復しますし、夜はぐったりでも朝起きれば元気になる
そしてテレビ体操の復活で体の切れも良くなってきましたよ
6時半の体操では仕入れに支障が出るので毎日録画して、翌日早くそれを見ての体操です、今朝は5時半に体操しました
今日は珍しく極上の、のどぐろ(赤むつ)が少し多めに水揚げされたので価格も2~3割ほど安くなりました
それで普段は手が出ない、のどぐろを20匹ほど仕入れてきて、昼に「地物のどぐろ炙り丼」を提供しました
北陸.能登~新潟.佐渡までのどぐろは名物です、このあたりののどぐろはよく肥えていて、鮮度抜群、脂がのって最高の品です
役目柄、味見させてもらいますがとろける様なおいしさです、なんといっても皮と身の間の脂肪分を炙り焼きすることで溶かす
これが何とも言えぬうま味なのです
今日の出前料理にふんだんに使用しました、今日のお客様は「ラッキー」でした
アジもいいのが入荷 澄んだ目が鮮度の良さ
のどぐろは他の魚とは全く違った味と食感です
とにかく美味しい魚です
刺身やのどぐろ丼には少しこってり目の漬け醤油が合うかも
別物ですが私はのどぐろに一番近い食感は脂がのった塩サバだと思います
正式には「アカムツ」と言いますが、のどの中が黒いので新潟市周辺では、のどぐろが一般的になっています
読んでいるだけでよだれが。。
記事を書いていて山形県以北の、ノドグロ事情を知らないことに気づきました
魚市場で見かけないので無いのかなと考えました
情報ありがとうございます
四国など太平洋側にもあるし、山陰での漁獲は半端ない
でも北陸、新潟のノドグロは日本一の絶品だと思います
酒は新潟、秋田が最高ですよね、たしかにノドグロ炙りと熱燗、良いですね
明日の晩、やってみます コロナが無ければ、友達とこれを肴に酌み交わしたいです
山形ではお値打ちで手に入ったりするので、境界線がそこにあるのでしょうか。
それにしても、美味しそう。炙った皮の香ばしさと、淡白だけど脂の乗った身の
旨さが写真でも分かります。こんな贅沢なものを出前料理で食べられる人が羨ましい。それもこれも料理する人のお陰ですね。
追伸:越後の酒と合わせたら最高ですね。