おはようございます。新宿区神楽坂で研修&カウンセリングの事業を営む ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨日(9月2日)は、腰椎と右肩に痛みがあるので、近所の整形外科医に行き、レントゲンを撮ったりしたのですが、特に大きな異常は指摘されませんでした。
会社に行こうとしても、来客やカウンセリングもないので、家で仕事をすることにしました。
家ではインターネットに接続され、会社に来たメールも読めるし、ウィルコムのPHSを使って必要なところには10分間無料で電話できるので、このメリットをふんだんに生かしました。
さて、「嫉妬にめげない心理」の第2回目です。
第1回目をご覧になるかたは こちら で。
嫉妬の定義をしておきましょう。
私は、嫉妬を次のように定義しております。
嫉妬とは、他者(第三者)によって自分の地位、所有物が危険にさらされたとき、疑惑を伴って他者、あるいはパートナーを引き下げよう、排除しよう(または、パートナーをつなぎとめよう)として使われる感情
ここでのポイントは次の3つです。
1.嫉妬は、自分の地位、所有物の喪失の懸念と関係している
2.嫉妬は、疑惑を伴う
3.嫉妬は、他者(パートナー)を近づける/遠ざける心理作用
嫉妬のルーツは、きょうだい関係、あるいはごく身近な関係にあり、長じては男女関係で最も典型的になります。
嫉妬は、羨望と似ていますが、厳密に言うと、次の違いがあります。
嫉妬・・・・三者関係、憎悪まで発展しかねない感情(マイナス・ファクターが多い)
羨望・・・・二者関係、自分も同じようでありたいと願う気持ちもある(相手のプラス・ファクターを認める)
この典型例は、嫉妬が一人の男性/女性を巡るライバルとの関係だとすると、羨望は、同期入社(入行)の半沢直樹と渡真利(及川光博)との間で、半沢が先に次長になったことに対する渡の気持ちを連想するとわかりやすいでしょう。
羨望には、祝福も伴って、「君にあやかりたいな」という心理もあるのです。
このことは、英語の表現でもよく理解できます。形容詞の“jealous”と“envious”の違いです。
I am jealous of you.・・・・憎いほど妬ましい。
I am envious of you./I envy you.・・・・うらやましいね。でも、よかったね。
次回は、他者からの嫉妬・羨望への対処法です。
お楽しみに。
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