おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
いよいよ今日から12月ですね。
11月最後の昨日は、カウンセリング/教育分析を3件行い、ある住宅雑誌の1時間半ほどの取材も受け、その他にも来客をこなし、自分でもよく仕事をしたな、という1日でした。
さて、向後 千春先生(早稲田大学教授)が2015年度夏に開かれた早稲田大学オープンカレッジ中野校での講座「アドラー心理学の理論と実践」と元として、それを拡張し、構成し直した本(「おわりに」より)の紹介です。
『人生の迷いが消える アドラー心理学のススメ』(技術評論社、1,480円+税)
アドラー心理学を平易に書かれる向後先生の中でももっとも平易だと言っていいのがこの本でしょう。
【目次】
第1章 変わりたいのに変われない自分
第2章 イライラする自分を抑えられない
第3章 こんなに面倒をみているのに……
第4章 子育てに正解はあるのか
第5章 なぜ人間関係がうまくいかないのか
第6章 避けられない老いと病について
各章の終わりには「まとめ」と「Column」があり、章の内容がよりしっかりと記憶に留まるよう配慮され、その意味では、とても懇切丁寧な本です。
最優先目標をもとにしたライフスタイルの分類が診断シートで分析でき、性格理論のビッグファイブとも関連付けているのは、向後先生ならではの展開です。
私は年齢柄、第6章「避けられない老いと病について」が一番印象に残り、そのうちの最後の6の「生涯をかけて共同体感覚を育てる」は腑に落ちました。
◆今までに向後先生のアドラー心理学の本を次のとおり紹介しております。
2015年6月9日付け 本の紹介:『コミックでわかる アドラー心理学』
2017年2月10日付け アドラー心理学を心理学に取り戻す本:『アドラー心理学“実践”講義』
2017年2月14日付け 実践するアドラー心理学の本:『幸せな劣等感― アドラー心理学〈実践編〉』
私の一番のお勧めは、『幸せな劣等感― アドラー心理学〈実践編〉』です。
<お目休めコーナー>12月の花(1)
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