おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
ヒューマン・ギルドは、本日の午後から年末・年始の休みに入ります。
昨日(12月27日)は、カミさんも手伝いに来て、ニュースレターの発送準備。
私は、ここ数年に交換した名刺をばっさりと捨てました。
名刺交換の大部分は儀礼的なものでしかありません。
そんな整理がテーマの年末に3つほど出版関係のニュース。
2017年12月13日付けブログ 重版、海外版など吉報いくつも到来:12月中旬の身辺雑記 に書いた
1.『看護師のためのアドラー心理学』の重版決定
2.『男と女のアドラー心理学』の台湾版のオファー
に関してです。
『看護師のためのアドラー心理学』(日本医療企画、1,500円+税)の重版本が5冊ヒューマン・ギルドに届きました。
ご丁寧に包装されていました。
日本医療企画の営業努力と共著者の長谷 静香さん のご活躍によりAmazonの基礎看護学の部門でランキング1位の座に輝くほか、10人の方から好意的なレビューをいただいています。
『男と女のアドラー心理学』(青春出版社、1,400円+税)の台湾版のオファーに関しては、何と4社から翻訳・出版依頼が入り、一番有望な出版社に決まりました。
もしかしたら日本より台湾の方が売れることになるかもしれません。
出版情報の補足としては、私の監修の通信教育のテキストが2社から来年4月コースとして出ることになっています。
私は間もなく70歳の古稀を迎えますが、70歳代になっても40~50歳代と変わらない活動を続けます。
何せ社会とつながりつつ「生涯現役」を全うすることがモットーですから。
さて、これからが今日の本題です。
YOMIURI ONLINEのyomi DR.(2017年12月27日)に
「社会とつながり」多様なら、認知症リスク半減…国立長寿センターなど調査
の記事が出ていました。
前半部分は次のようです。
社会とのつながりが多様な人ほど、認知症になりにくいとする研究結果を、国立長寿医療研究センター(愛知県大府市)などのチームが発表した。
最も多様なグループは最もそうでないグループに比べ、発症リスクがほぼ半減していた。
調査対象は、全国10市町の65歳以上の男女1万3984人。
2003年から約9年間追跡し、認知症で介護が必要になった人数と、社会とのつながりの関連を調べた。
その結果、
〈1〉配偶者がいる
〈2〉同居家族の支援がある
〈3〉友人との交流がある
〈4〉地域の活動に参加している
〈5〉就労している
――のいずれかに該当すると、認知症の発症リスクが減っていた。
このことはうすうす感じていたことですが、アドラー心理学の立場からすると、「愛」「交友」「仕事」の3つのタスクを保ちながら共同体と豊かなに関わり続けることが認知症とは縁の薄い生活ができることが証明されたと見ていいのでしょう。
<お目休めコーナー>12月の花(28)
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