アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

昨日(5月12日)は、13:30~19:00に 京都開催 アドラー・カウンセラー養成講座 の初日を行っていました。

アドラー心理学の理論をおさらいし、カウンセリングの際に重要な観察に関する演習を行いました。


さて、最近私のカウンセリングを受け、そのことを 劣等感という花を育てなかった人 としてブログに書いていらっしゃる 安西 光さん(フェイスブックブログ、フリーランスの3DCGデザイナー、ELM勇気づけトレーナー)の記事の要点をお伝えします。


(4月23日のゼミナールの際の写真)

 
わたしは今まで劣等感を持ったことがないし、生きてきて今まで「自分なんてダメだな」と思ったことがありません。

先日岩井先生とのカウンセリングで「わたしの劣等感」についての話もしました。

わたしは幼少の時から困難がたくさんあった=劣等感の元になる”種”はたくさん持っている。

でも、水をあげて育てなかった。花を咲かせなかったのがわたしなのだそう。

結果的に劣等感の種は持っているが、花は咲いていないので「劣等感はない人間」だそうです。

花が咲いていない状態と花が咲いていて伸ばさないように抑えつけている状態は全く別物だと説明をしてくれました。

 
安西さんは、私が今まで1,000人以上の人たちに「あなたは劣等感を持ったことがありますか?」と尋ねたとき、「持ったことがない」と答えたわずか3人中の一人です。

安西さんには劣等感を持ってもいい出来事(種)はあったのです。

しかし、その種に肥やしや水をあげ続けて、立派な劣等感に育て上げるか、そのまま種のままにしておくかは本人次第です。

これこそがアドラー心理学の「自己決定性」です。

安西さんは、劣等感の花を隠したり、封印したりしている人ではありません。

◆安西さんは、4月23日(日)に アドラー心理学ゼミナール を担当され、ブログではその模様を次のとおり紹介しています。

4月24日付けブログ 安西 光さんのアドラー心理学ゼミナール:男女の性質の違いを知る 

◆ヒューマン・ギルドでは カウンセリング も少々行っているのですよ。

<お目休めコーナー>5月の花(13

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

昨日(5月11日)は、10:00~17:00に14人の受講者を対象に 平日開催の アドラー心理学ベーシック・コース の3日目を担当していました。

私は、この受講者には講師として初めてお目にかかるので、自己紹介の代わりに「岩井への10の質問」をお願いしたら、鋭い突っ込みが入り楽しかったです。

的を射たご質問が随所に入り、私としては丁寧な、丁寧な進め方をしました。

昨日はまた、私が早稲田大学エクステンションセンター八丁堀校で「勇気づけの心理学:アドラー心理学の実践」を担当することが早稲田大学の公開講座「オープンカレッジ」 で告知されました。

7月13日、27日、8月10日、24日、31日、9月14日(各木曜日)10:30~12:00に 計6回、『勇気づけの心理学 増補・改訂版』(金子書房)をテキストとして講義します

勇気づけの心理学 増補・改訂版
岩井 俊憲
金子書房

講座情報ページのURLは こちら です。

以下、Webからのお申し込み受付期間です。

・オープンカレッジ会員(会員先行受付) ⇒ 5/16(火)~5/29(月)
・すべての方(通常申込受付) ⇒ 6/9(金)9:30~7/12(水)17:00

現在、申込受付期間前のため、「ただ今、受付準備中です」と表示されています。


早稲田大学エクステンションセンター八丁堀校のご担当の方からご連絡をいただき、当校舎をお訪ねしたのは、2月1日(水)のことでした(写真はその訪問時撮影)。

私の母校の早稲田大学で、こうして講座を担当することは私の夢でした。

ヒューマン・ギルドで行う講座以上に心を込めて「勇気づけ」をお伝えするつもりです。

<お目休めコーナー>5月の花(12

 

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

昨日(5月11日)は、ある県の研修担当職員2人がヒューマン・ギルドにお越しになり、今年の研修の打ち合わせをしました。

その中での昨年の研修のアンケートの結果の報告を受けたところ、研修で学んだことが職場だけでなく家庭でも生かせる内容であると評価されていることを聞いてうれしくなりました。

一昨年の石川県での職員研修でも同じ指摘を受けました。

アドラー心理学に基づくヒューマン・ギルドの研修は、全人格的な変容が可能になります。

◆ヒューマン・ギルドの法人向け研修については こちら をお読みください。


さて、昨日がヒューマン・ギルドのメルマガ配信日のため、ついでに過去のメルマガに書いた原稿を読んでみました。

すると、その中でこのブログに転載してみても面白そうな内容がかなりありましたので、どのくらいの頻度になるかわかりませんが、多少加工を加えながら紹介することにしました。

なお、一部は本で使っているところもありますが、その点はご容赦ください。


アドラー心理学で発想したら(1):自己決定性(1)ー オアシスの周辺でのやりとり
「オアシス 画像」の画像検索結果

アラブ地方に次のような寓話があります。

オアシスの周辺でいつも暇そうにしている老人がいました。

ある日のこと、家族連れの旅人が通りかかり、老人に尋ねました。
「おじいさん、私達はこの町に引っ越してきたのですが、この町の人達はどんな人達ですか?」
老人はその問いに答えず、逆に質問しました。
「あなたが以前に住んでいた町の人達はどんな人達かな?」
「いやー、ひどい人達でした。みんな意地悪で、子どももよくいじめられたものです」
答えが返ってくると、老人は言いました。
「残念だねー。この町の人達も同じようなものさ」
 
旅人は失望してオアシスを後にしました。
 
しばらくすると、別の旅人がやってきて、やはり暇そうな老人に尋ねました。
「おじいさん、ちょっと教えて下さい。私達は、他の町からやって来た者ですが、この町の人達はどんな人達ですか?」
老人は、直接答えず、やはり逆に質問しました。
「その町の人達はどんな人達だったかな?」

今度の旅人の答えは、さっきの人とは全く違っていました。
「町の人達はとても親切で、心の優しい人ばかりでした。あの人達と別れるのはとても寂しかったです」
「それはよかった。この町の人達も同じようです」
老人の答えは先程とは違っていました。旅人は安心して転居先を目指しました。
 
両方のやりとりを聞いていた若者が老人をなじりました。
「おじいさん、あなたちょっと無節操ではないですか? 前の旅人にはひどい町だと言い、後の旅人にはいい町だと言ったりして」

すると、老人は言いました。
「なーに、実際ひどい人ばかり、いい人ばかりいるわけではない。その人の周囲の状況はその人が作るものさ。まるで自分の心の鏡のように」

この話はどうやら、人間が自分自身を変える能力を持つばかりでなく、環境をも変革する力を持っていることを暗示する寓話のようです。
アドラーは、教育学者のペスタロッチの「環境が人を作り、人が環境を作る」という言葉を何度も引用しています。

アドラー心理学の発想法は、環境によって人間が影響を受けることがあるが、その人が生きる環境はまた、その人が作り出すものであると捉えていることです。
このことを「自己決定性」として説明しています。

<お目休めコーナー>5月の花(11

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

昨日(5月10日)は、石川県庁で62人の新任管理者を対象とした研修を行っていました。

「アドラー心理学の本を読んだことがある人は?」と尋ねたら、ただ一人、私の『勇気づけの心理学 増補・改訂版』を読んでいる人がいただけでした。

勇気づけの心理学 増補・改訂版
岩井 俊憲
金子書房

石川県では、アドラー心理学の普及がこれからのようです。


さて、またもや白石一文の小説にはまってしまいました。

『一瞬の光』(白石一文、角川文庫、743円+税)

一瞬の光 (角川文庫)
白石 一文
角川書店

この本もうちのカミさんの強いお勧めによる後追いですが、私に一番フィットした小説です。

社長の扇谷に目をかけられ、38歳の若さで従業員数5万人の巨大企業―三菱重工を連想させるーの人事課長に抜擢された橋田浩介(東大法学部卒、IQ 190)は、部下に連れられてあるバーで一人の女性の右手の包帯に気づくところから物語が始まります。

この女性がその晩、男性といさかいを起こしているのを救うところから、20歳の短大生、中平香折との、他者から見たら愚かしい愛の物語―しかも2人の間に性的な関係なし―が展開されます。

読んだ人は、瑠衣という才色兼備の女性(一橋大学経済学部卒、コロンビア大学のビジネススクールでMBA、外資系コンサルティング会社の社員、浩介の会社の社長の義理の姪、父親は大会社の社長、料理も達人)と結婚すれば順調な出世コースが確実視されるのに、母親や兄から虐待を受けながら育ち、PTSDに加え境界性人格障害と思われる香折との複雑な愛を選ぶ浩介から「人は何のために生きるのか」「人を愛するとはどういうことか」と問われることに違いありません。

会社を辞めることを決断した浩介に対して、打算なしに浩介を失いたくない瑠衣が「私、家族を捨てる。家も、父も母も、叔父もみんな捨てる」「私はあなたなしでは生きていけない。私はあなたと一緒になるために生まれてきたの」と訴える姿は、涙なしに読み進めることができませんでした。

それでも、将来の役員候補間違いなしと思われていながらも、派閥抗争にも巻き込まれ、会社を退職してしまった浩介は、瑠衣を捨て、兄にスパナで頭を殴打され、頭蓋骨陥没骨折による脳挫傷のため昏睡状態が続く香折との、恋人でもなく、家族でもない、それ以上の愛に生きる決断に究極の愛の姿を読み取ることができるでしょう。

私は、『一瞬の光』を読み終えた後、しばらく白石一文の次の小説を読む意欲を失っています。

そこまで深く感動した小説でした。

私のような気持ちにならないよう、お勧めするのにためらいが出る小説です。

◆白石一文の小説については、今までの次のとおり紹介しています。

2013年6月28日 夫婦愛の小説のお勧め:『快挙』(白石一文)
2017年4月18日 慎重なお勧め:小説『この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 上・下』
2017年4月26日 積極的なお勧めの小説:『彼が通る不思議なコースを私も』

<お目休めコーナー>5月の花(11

 

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昨日(5月9日)の晩に金沢に入っています。

ホテルのフロントで名前を言ったら、すでにこのホテルに10数泊しているので、わざわざシングルをダブルの部屋に変更してくれました。

北陸新幹線の中では、株式会社日本能率協会マネジメントセンター  出版事業本部の部長から『マンガでやさしくわかるアドラー心理学』 の重版連絡が入りました。

マンガでやさしくわかるアドラー心理学

岩井俊憲著、
星井 博文,深森あき

日本能率協会マネジメントセンター

30刷 1,500部、累計141,500部になります。

シリーズの合計は216,500冊に達します。

2014年7月からの3年で私の単著の累計出版部数を累積したら60万部に達していることが判明しました。

アドラー心理学の本は『嫌われる勇気』がリードしているとはいえ、5年前にはこんな時代が来るとは予測していませんでした。

知名度のある著者が「アドラー」の名を冠した本を次々と出し、幸福の科学の大川 隆法氏が『公開霊言 アドラーが本当に言いたかったこと。』 (幸福の科学出版)なる本を出し、次のようなメッセージを発していることを知ると、アドラー心理学がブームどころか「ここまでアドラー」現象が起きていることになります。

アドラー教授“本人"が苦言!
「『嫌われる勇気』は、 私の真意ではない」

・本人は「不愉快」に感じている“アドラーブーム"
・「嫌われる勇気」だけでは、本当は何も解決しない

公開霊言 アドラーが本当に
言いたかったこと。 (OR books)
大川 隆法
幸福の科学出版

アルフレッド・アドラー自身はこんな現象を予測していたのでしょうか?

ここで、アドラーが『アドラー心理学の基礎』(R.ドライカース著、宮野栄訳、一光社)の序文の冒頭に書いた文章(1933年 ニューヨークにて)を紹介しましょう(なお、このことは『マンガでやさしくわかるアドラー心理学 2 実践編』の「はしがき」に書いています)。

アドラー心理学の基礎
(Adlerian Books)
Rudolf Dreikurs,宮野 栄
一光社

私が次のようにアドラー心理学の未来を予言しようとしたのは、20年ほど前のことだと思います。

アドラー心理学というのは、まだ生まれてこのくらいの年月しか経ていないのですが、今後、思想や詩や人類の夢に永遠に影響を及ぼしていくでしょう。
そしてそれは、多くの啓蒙された弟子たちを魅了し、その開拓者たちの名前さえ知らないような、さらに多くの人々をひきつけるでしょう。
ある人々はこれを理解するでしょうが、これを誤解する人の数は多いでしょう。
多くの支持者を得るでしょうが、さらに多くの敵もできるでしょう。
とても平明であるがゆえに、多くの人は簡単すぎると思うでしょう。
しかし、これを知っている人々は、これがどんなに難しいかがわかるでしょう。
支持者たちは、これによって富も地位も得ることはありませんが、反対者たちの誤りから学ぶという満足を得ることができるでしょう。
これは、理想的な社会を作るために自分の知恵を使おうとする人と、そうでない人々との間に、ある一線を画するでしょう。
これは、その支持者たちに人の心の隅々まで見通す鋭い洞察力を与えるでしょうし、この苦労して得られた才能は人類の進歩のために役立てるようになるでしょう。

私自身は、アドラーの次の言葉にこそアドラー心理学を伝える立場の人たちが自らを戒めなければならない言葉だと肝に銘じております。

・ある人々はこれを理解するでしょうが、これを誤解する人の数は多いでしょう。

・多くの支持者を得るでしょうが、さらに多くの敵もできるでしょう。

・これを知っている人々は、これがどんなに難しいかがわかるでしょう。

・この苦労して得られた才能は人類の進歩のために役立てるようになるでしょう。

あなたは、どのフレーズに心を惹かれますか?

<お目休めコーナー>5月の花(10

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

昨日(5月8日)は、いつものように出勤しようとしていたのですが、夕方の用件が延期になったので、急にお休みにして、カミさんに外出につき合ってもらいました。

まず行ったのが 東中野の氷川神社

中野区に住みながらじっくりお参りしたことがなかったのですが、なかなかの神社です。

旧中野村の鎮守社だったのですって。

ランチは、通りがかりに目星をつけていた「餃子や獅丸(ししまる)」東中野店。

獅丸餃子、焼き餃子、水餃子と食べたのですが、それぞれの評価は、5点満点で4.5.4.0、4.0。

私にしては、それぞれ高評価です。


ゴールデン・ウィーク中に連休ならぬ「連働」をしていて、こうしてオフの日を楽しめる私が「毎日こんなふうにオフの日だったらどうだろうか?」と考えたら、私の世代はともかく、私の子ども、孫の世代は100年生きるとして、彼らの長すぎる老後について興味が湧いてきました。

そこで最近読んだ『ライフシフト ― 100年時代の人生戦略』(リンダ・グラットン/アンドリュース・スコット著、池村千秋訳、東洋経済新報社、1,800円)のことを紹介してみようと思いました。

LIFE SHIFT
(ライフ・シフト)
リンダ・グラットン/
アンドリュース・スコット
池村 千秋訳
東洋経済新報社

「日本語版への序文」にこんなことが書かれています。

 「国連の推計によれば、2050年までに、日本の100歳以上人口は100万人を突破する見込みだ。
(一部略)
2007年に日本で生まれた子どもの半分は、107年以上生きることが予想される。
いまこの文章を読んでいる50歳未満の日本人は、100年以上生きる時代、すなわち100年ライフを過ごすつもりでいたほうがいい」

「長寿化に備えるためには、人生の締めくくりの時期への準備をするだけでなく、人生全般を設計し直さなくてはならない

この本では、3人の登場人物の人生と、彼らのシナリオについて人材論・組織論、経済学の2人の学者の立場から書いたものです。

ジャック 1945年生まれ
ジミー  1971年生まれ
ジェーン 1998年生まれ

2人のメッセージは、次の言葉に集約されます。

「私たちは、自分がどのような人間か、自分の人生をどのように組み立てたいか、自分のアイデンティティと価値観を人生にどのように反映させるかを一人ひとり考えなくてはならない」(第1章)

「100年ライフの大きな特徴の1つは、ライフスタイルと人生の道筋が多様になることだ。どのような人生を生きるかは、一人ひとりの好みと環境で決まる。多様性の時代には、決まったお手本に従っていればいいという発想は通用しない」(第5章)

このような展開の中で2人の著者は、お金に換算できない見えない「資産」として

(1)生産性資産
(2)活力資産
(3)変身資産

の概念を提供し、選択肢が多様化した新しいステージで

・エクスプローラー
・インディペンデント・プロデューサー
・ポートフォリオ・ワーカー

という、これまでは若者の特徴とされていた、若さと柔軟性、遊びと即興、未知の活動に前向きな姿勢に基づく生き方を提唱しています。

私の長年のテーマである「八掛け人生」の理論的な裏付けになる本でもありました。

【目 次】は、次のとおりです。

日本語版への序文
序 章 100年ライフ
第1章 長い生涯――長寿という贈り物
第2章 過去の資金計画――教育・仕事・引退モデルの崩壊
第3章 雇用の未来――機械化・AI後の働き方
第4章 見えない「資産」――お金に換算できないもの
第5章 新しいシナリオ――可能性を広げる
第6章 新しいステージ――選択肢の多様化
第7章 新しいお金の考え方――必要な資金をどう得るか
第8章 新しい時間の使い方――自分のリ・クリエーションへ
第9章 未来の人間関係――私生活はこう変わる
終 章 変革への課題

かなり読み応えがある本ですが、是非お手にとって熟読を、とお勧めします。


◆長寿社会を生きる知恵である「八掛け人生」については、下記の過去ブログをご参照ください。

3月13日 八掛け人生を真摯に捉えよう(1):『50代から始める知的生活術』の勧め
3月14日 八掛け人生を真摯に捉えよう(2):100歳を生きる時代に
3月15日 八掛け人生を真摯に捉えよう(3):高齢者は75歳から?

<お目休めコーナー>5月の花(9

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私にとって連働最終日の昨日(5月7日)は、10:00~17:00に カウンセリング&セラピーの理論と実践 の2日目を行っていました。

この講座は、1年に一度、だいたいゴールデン・ウィーク中に行います。

受講者は、福岡、愛知、新潟、福島などから18名がご参加。
ちょうどいい人数でした。

この講座は、受講者の中から1人(谷 正さん )をクライアントとして選抜し、アドラー派のカウンセリングのプロセスに基づいて、丁寧に進めていくものです。

谷 正さん (写真右)の家族布置や早期回想をしっかりと読み解き、プロセスに応じたカウンセリングをテキストの読みながら行っていったのです。

4つのグループには、谷さんのライフスタイルの解釈を読み解き、その後に板書してもらい、ご本人との間でまとめて行きます。

最後は、メンバーから谷さんに対してしっかりと勇気づけて終わりました。

短時間で本人のライフスタイルに肉薄し、今後の生き方の指針を提供できるのは、アドラー心理学ならではのものがあります。


この機会を逃した方は、類似の講座がペルグリーノ博士によって行われます。
広い会場で行われます。ご参加ください。

アドラー派のカウンセリング/心理療法の技法
■参加条件(当講座のみ):アドラー・カウンセラー養成講座修了者(会員)に限る
 8月5・6日(土・日)それぞれ10:00~17:00
 受講料:会員47,520円
 会場:早稲田奉仕園セミナーハウス http://www.hoshien.or.jp/seminar/
 〒169-8616 東京都新宿区西早稲田2-3-1(東西線「早稲田駅」徒歩5分)
 8月5日(土)リバティホール 
 8月6日(日)You-Iホール 
 A.アドラーが開発し、後継者達が補足・充実・洗練させたカウンセリングの技法―例えば、早期回想、ユーモア、逸話、逆説、エレガントな対決、ソクラテスの対話、プッシュ・ボタン・テクニック等々―を参加者に日常的に使えるようお伝えします。
 http://www.hgld.co.jp/p_lecture/view/267 こちらから詳細確認及びお申し込みができます。

ペルグリーノ博士の21度目の来日に合わせた歓迎パーティー(8月5日)
 
ヒューマン・ギルド最高顧問のジョセフ・ペルグリーノ博士(モントリオール個人心理学研究所理事長)の21度目の来日に合わせて次のとおり歓迎パーティーを開催します。
講座に参加しない方でもパーティーへの参加が可能です。
特別に早稲田大学の26号館(大隈タワー)で行えることになりました。
「おもてなし」を企画してくださっている方々もいらっしゃるようです。
お仲間とお誘い合わせの上お越しください。
 
 日時:8月5日(土)17:30~
 会場:早稲田大学26号館(大隈タワー)15階「森の風」
 http://www.cafecompany.co.jp/brands/morinokaze/
 TEL:03-5291-5620
 東京都新宿区早稲田鶴巻516
 会費:5,000円
 申し込み:http://www.hgld.co.jp/p_lecture/view/490 から「懇親会に参加」としてお申し込みください。

<お目休めコーナー>5月の花(8

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昨日(5月6日)は、13:00~18:00に カウンセリング&セラピーの理論と実践 の1日目を行っていました。

このことについて詳しくは、明日書くことにします。


ところで、私のこのところの主要関心事は「共感力をどう高めるか?」です。

そのことについて、ヒューマン・ギルドの 会員 向けに配信している5月度のニュースレターに「共感のトレーニング:"あたかも~のように(as if)"」として書いた巻頭言がありますので、それを転載します。

私は最近、さまざまな企業の研修を通じてロー・パフォーマー(業績不振者)とハイ・パフォーマーを分けるものとして次の4つの要素を強く感じています。
 
(1)共感力
(2)協力的姿勢
(3)向上心
(4)責任感
 
それぞれについていちいち説明しなくてもいいでしょうが、特に重要なのは(1)の「共感力」です。
 
共感は、相手や置かれている場への関心を意味します。共感力のない人は、自分にしか関心が持てず他者の関心が希薄で、場がどんな振る舞いを求めているかを察知する感性が欠如しています。
 
アドラーは、共感について「他者の目で見、他者の耳で聞き、他者の心で感じること」とし、共同体感覚と切り離せないものと捉えていました。
 
別の言い方をすると、共感力のない人は「共同体感覚に欠けた人」と言ってもいいかもしれません。
 
来談者中心療法の創始者のカール・ロジャーズは、「共感的理解」について「クライアントの私的な世界をあたかも自分自身のものであるかのように感じとり、しかもこの"あたかも~のように"という性質を失わないこと」と定義しています。

ここで重視したいポイントは"あたかも~のように(as if)"というところです。
 
カウンセリングをしていて、カウンセラーはクライアントの私的な世界そのものには入りきれなくとも、まるで自分がクライアントとして体験しているかのような理解が「共感的理解」だと言ってもいいかもしれません。
 
それでは、"あたかも~のように(as if)"になれる共感のトレーニングは、どのようにして可能なのでしょうか?
 
このことは、アドラー心理学の用語を使えば、その人特有のものの見方・価値観である「私的論理」の枠を広げ、他者の私的論理と場の状況を理解・尊重しつつ、「共通感覚」へと導いていく営みに他なりません。
 
具体的なトレーニング法としては、誰かに憧れを抱いて"あたかも~のように(as if)"自己同一化を図ることもありますし、特定の人と対話をすること、誰かの相談に乗るといった対人関係ともとにしたトレーニングもあるでしょう。

さらには、映画を鑑賞すること、テレビドラマを観ること、小説を読むことなどによって自分が"あたかも登場人物のように"思い込む感情移入することで訓練できることもあるし、研修を受けて他者と意見交換しながら、自分と他者との私的論理の違いを大切にすることによって磨くこともできます。
 
共感のトレーニングの場は、私たちの周囲の至ることころにあるのです。
 
最後に1つだけ書いておきたいことがあります。
 
ヒューマン・ギルドには、最近「アドラー心理学の本を〇冊読んだ」という方が多数、講座を受けにいらっしゃいますが、本を読んだだけでは共感力が磨かれません。

他者とあるテーマを巡って議論し合い、その過程で他者の私的論理を理解することによって枠組みを広げることが可能になります。

その意味では、他者からも学び、共に練磨し合う「共育」によってこそ共感力を高めることができるのです。
 
<お目休めコーナー>5月の花(7

 
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昨日(5月5日)は9:30~17:30に「愛と勇気づけの親子関係セミナー(SMILE)」のリーダーとして活躍できるようになれるSMILEリーダー養成講座(東京開催大阪開催)の3日目を行っていました。


(修了者11人の顔ぶれ)

今回は、受講者が厳しい試練に立たされる状況がほとんどなかったのですが、フィードバックの量と的確さにおいては、今までで最高級の講座になったように思います。

2回目のリーダー担当になる10人のロールプレイが中心になるリーダーぶりは、1回目に比べて見違えるほど腕を上げていました。

このゴールデン・ウィーク中私は働き詰めですが、私の担当する7日間のすべてをご受講の 井上 海明さん(海メンタルオフィス代表 心理カウンセラー)がブログ「こころの元気.com 海メンタルオフィス」に受講感想記を的確に書いてくださっていますので、ご覧ください。


さて、前置きが長くなりましたが、これからが本論です。

「心理学者の子ども」シリーズの3回目。
いよいよアルフレッド・アドラーの、精神科医になった2人の子どものことを書きます。

今までの2回は次のとおりです。

5月2日付けブログ 心理学者の子ども(1)― B.F.スキナーの娘
5月4日付けブログ 心理学者の子ども(2)― 行動主義者ワトソンの豪語

アドラーには4人の子どもがいました。

そのうちの2番目アレキサンドラ(長女、写真左)と3番目クルト(長男、写真右)が精神科医になって活躍しました。

実は、2人のことは、今までに下記のとおり書いていますので、そちらをお読みいただいたほうがよろしいかと存じます。

我ながらよく調べたものだと自画自賛します。

2011年2月3日 アドラーと2人の子①
2011年2月5日 アドラーと2人の子②
2011年2月8日 アドラーと2人の子③
2011年2月13日 アドラーと2人の子④
2011年2月26日 アドラーと2人の子⑤

アレクサンドラ・アドラーがPTSD(post-traumatic stress disorder、心的外傷後ストレス傷害)の研究家であったことについては「トラウマは存在しない」というアドラー派にとって許容できない風潮を正す意味においても、肝に銘じておきたいことです。

実は、ヒューマン・ギルドの最高顧問には、クルト・アドラーの薫陶を受けた大人物がいます。

今年21回目の来日を果たすジョセフ・ペルグリーノ博士です。

ペルグリーノ博士は、クルト・アドラーを恩師の1人にしていて、理論的にも、人間的にもかなり影響を受け、強い尊敬の念を抱いています。

そして、何よりも北米に伝わるアドラー心理学の3大流派のすべてを学んだ、世界でもまたとない人です。

ヒューマン・ギルドは、ペルグリーノ博士からアドラー以来の学問上のDNAを受け継いで、今年も次のようなイベントを行います。

1.2017年ペルグリーノ博士の講座
(3講座共に通訳:埴原由美氏、テキストつき、時間は全日10:00~17:00、消費税8%込み価格)
会場:「夢解釈」と「グリーフケア」はヒューマン・ギルド研修室
★「アドラー派のカウンセリング/心理療法の技法」の会場は早稲田奉仕園セミナーハウス
  
 ◆夢解釈
 7月29・30日(土日)受講料:会員47,520円、一般54,000円
 アドラー派の夢解釈を学ぶと、起きているときの自分と夢の間に密接な関係があり、多くのメッセージを伝えてくれていることが理解出来ます。
 またカウンセリングでもクライアントのライフスタイルを知る助けになります。夢の解釈を沢山の事例を交えながら博士から学んで下さい。
 http://www.hgld.co.jp/p_lecture/view/269 こちらから詳細確認及びお申し込みができます。
  
◆援助者のためのグリーフケア 
 8月2・3日(水木)受講料:会員47,520円、一般54,000円 
「グリーフケア」というのは、病死、事故死などによって愛する人を亡くした後の悲しみのケアです。
 愛する人を亡くした人のこころのケアに関わる人、関心のある方を対象にデモンストレーションも行ないます。
 http://www.hgld.co.jp/p_lecture/view/268 こちらから詳細確認及びお申し込みができます。
 
◆アドラー派のカウンセリング/心理療法の技法 
■参加条件(当講座のみ):アドラー・カウンセラー養成講座修了者(会員)に限る
 8月5・6日(土日)受講料:受講料:会員47,520円
 会場:早稲田奉仕園セミナーハウス http://www.hoshien.or.jp/seminar/
 〒169-8616 東京都新宿区西早稲田2-3-1(東西線「早稲田駅」徒歩5分)
 8月5日(土)リバティホール 
 8月6日(日)You-Iホール 
 A.アドラーが開発し、後継者達が補足・充実・洗練させたカウンセリングの技法―例えば、早期回想、ユーモア、逸話、逆説、エレガントな対決、ソクラテスの対話、プッシュ・ボタン・テクニック等々―を参加者に日常的に使えるようお伝えします。
 http://www.hgld.co.jp/p_lecture/view/490 こちらから詳細確認及びお申し込みができます。

2.ペルグリーノ博士の21度目の来日に合わせた歓迎パーティー開催(8月5日)
 
ヒューマン・ギルド最高顧問のジョセフ・ペルグリーノ博士(モントリオール個人心理学研究所理事長)の21度目の来日に合わせて次のとおり歓迎パーティーを開催します。講座に参加しない方でもパーティーへの参加が可能です。特別に早稲田大学の26号館(大隈タワー)で行えることになりました。
「おもてなし」を企画してくださっている方々もいらっしゃるようです。お仲間とお誘い合わせの上お越しください。
 
 日時:8月5日(土)17:30~
 会場:早稲田大学26号館(大隈タワー)15階「森の風」
 http://www.cafecompany.co.jp/brands/morinokaze/
 TEL:03-5291-5620
 東京都新宿区早稲田鶴巻516
 会費:5,000円
 申し込み:http://www.hgld.co.jp/p_lecture/view/267 から「懇親会に参加」としてお申し込みください。

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

一昨日(5月3日)、昨日(5月4日)は、ヒューマン・ギルドで SMILEリーダー養成講座(東京開催大阪開催)の初日と2日目を行っていました。

この講座は、3日間行われますが、連休の3日を学びのためにお越しになったのは11名(男性2名)。

この講座を終えて、一定の要件を満たすと「愛と勇気づけの親子関係セミナー(SMILE)」のリーダーとして活躍できるようになります。

研修中は、受講者それぞれ2回のリーダー体験を受け、受講者のかなり綿密なフィードバックを受けます。

その意味で私は「共育」の言葉を使いたくなります。

ここからしばらくは、受講風景の写真を。

さまざまなレイアウトも工夫してみます。

2回目のリーダーを担当した人は、明らかに1回目と比べて著しい進歩が見られます。

2日目の研修が終わってからは7人で「竹ちゃん」へ。

受講者がさらに一段と親しさを増しました。

今日は最終日。

おそらくロールプレイが山場を迎えます。

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

昨日(5月3日)は10:00~18:30にヒューマン・ギルドで SMILEリーダー養成講座(東京開催大阪開催)の初日を行っていました。
詳しいご報告は明日のブログで。


さて、一昨日(5月2日)のブログ 心理学者の子ども(1)― B.F.スキナーの娘 でも書きましたが、動物実験の結果を人間に当てはめようとする行動主義心理学者たちは「個人の心の内側の価値の物差しだとか、心の状態とか、個人の感情とか、個人の人生目標とか、未来に対する期待などというものはすべて虚構(フィクション)である」と捉える傾向があります。

その先駆者であるワトソンのことを『新・心理学序説』(本明 寛編集、金子書房)を手がかりに簡潔にお伝えします。

心理学を自然科学の一分野のように位置づけ、その研究対象を客観的に観察可能なものに限定し、心理学を「刺激ー反応」に基づく行動の科学とみなしたJ.B.ワトソン(1878~1958)が次のように豪語したことは、後世の語り草になっています。

「私に1ダースの健康でよく管理された子どもを与え、自分に環境を自由に支配することを許してくれるなら、子どもを医師にでも弁護士だろうと、泥棒にでも望むものに育ててみせる」

この発言は、徹底的な環境による行動の操作を意味し、パーソナリティにしても生まれつきの素養があるわけでなく、経験によって学習された習慣の総体であるから、習慣を環境を変化させることによって変えられので、「パーソナリティは環境によって変えることができる」との確信によるものです。

その一環として、生後11カ月の幼児アルバートを対象に恐怖による条件づけを行ったことはとても有名です。

ただし、ワトソンの発言と幼児アルバートについては、反論もあります。

『行動療法 【医行動学講義ノート】』(久野 能弘、ミネルヴァ書房)によれば、ワトソンの言葉の後に「・・・・ということすら言わせてもらってもいいのではないか」という言葉がすっぱり抜けて引用され続けていることが書かれています。

また、幼児アルバートを恐怖症にしておいて、その後治療しないのは「もってのほか」ではないか、の質問に対しては、母親の退職によりこの実験が中断されたことが書かれています。

また、1つの章がそのことについて書かれて検討が加えられています。

ともあれ、ここで私たちが自らを戒めなければならないのは、自分とはスタンスが違う心理学であっても、表面的だけを読んで理解したつもりで終わりでなく、「本当だろうか?」と疑うことによって裏付けられるのではないでしょうか?

こうして考えてみると、最初は浅い知識でしかなかったものをどんどん調べて行くうちにより本質的なところにたどり着けることがあるという点で、学びの楽しみが深まっていきます。

◆ヒューマン・ギルドは、アドラー心理学を中心に据えつつも、他の心理学をも寛容に採り入れています。

7月には、若き心理学者を講師に迎えて2つの講座を企画しています。
是非お越しください。

(1)自分のタイプを知り、よりよく悩もう―フロイトとユングの心理学
講 師:東畑開人先生(十文字学園女子大学専任講師、博士、教育学、臨床心理士)
日 程:7月22日(土)13:30~17:30
受講料:会員10,800円、一般12,960円(税込み・資料付き)

(2)子育てのための発達心理学入門セミナー 
講 師:大森哲至先生(心理学者、博士、大学講師)
日 程:7月23日(日)10:00~17:00
受講料:会員16,200円、一般19,440円(税込み・資料付き)

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

昨日(5月2日)は、ヒューマン・ギルドのスタッフは全員出勤でした。

私は、研修部長の永藤かおるさんとカミさんと一緒に11:00に 早稲田奉仕園 に行きました。

セミナーハウスの「リバティホール」の下見と料金の支払いのためです。

ここでは、

(1)6月13日(火)19:00~21:00に  平本あきおさん 株式会社 イノベイティア「旧チームフロー」代表取締役、ヒューマン・ギルド 会員 )との 特別座談会【実践アドラー心理学・特別座談会】

(2)8月5日(土)10:00~17:00に ペルグリーノ博士(モントリオール個人心理学研究所理事長)ご指導の「アドラー派のカウンセリング/心理療法の技法」

を行います。

椅子だけで100名が収容できることがわかりました。

スタッフは、丸椅子か隣の控え室からの傍聴で可能だとしたら、定員を90人のところをあと10人増やすことも可能かもしれません。
「キャンセル待ち」の方の一部の受け入れを検討したいと思います。

続いて、8月6日(日)10:00~17:00の「アドラー派のカウンセリング/心理療法の技法」 (2日目)の会場であるYou-Iホールも見学。

テーブルを使って48人、テーブルなしで60名近く入れることがわかりました。

東京メトロ「早稲田」駅から徒歩5分、環境抜群の研修施設です。


続いて 早稲田奉仕園 を後にして、歩いて早稲田大学の正門を目指しました。

正門の近くに位置するのは、26号館の、別名「大隈記念タワー」。

 

 16階建ての15階にレストランの「森の風」があります。

お店は開いていませんでしたが、3方向に眺望が開けたこの会場でペルグリーノ博士をお迎えしてのヒューマン・ギルドのパーテイーを 「アドラー派のカウンセリング/心理療法の技法」の後の8月5日(土)17:30~行います。

ワークショップに参加しない方のご出席も大歓迎です。

参加費は格安の5,000円(税込み)です。

こちら からお申し込みください。

ヒューマン・ギルドが使うセミナー & パーティー会場に関して、最高の選択ができていると自画自賛しています。


ヒューマン・ギルドに来ていたカミさんと夜は、神楽坂にできたばかりの しゃぶしゃぶ シャ豚ブリアン で夕食をし、「この店は使える!」との確信を得ました。

研修の合間の贅沢感のある1日でした。

◆ペルグリーノ博士の一連の講座は、こちら の一番下の方の「海外の講師から学ぶ年に1回の企画」のところからご覧ください。

<お目休めコーナー>5月の花(3

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

5月最初の日の昨日(5月1日)、ヒューマン・ギルドの私の身辺では次のことがありました。

1.平本 あきおさん(株式会社 イノベイティア「旧チームフロー」代表取締役)との特別座談会 を10:00から第2次(最終)受付開始したところ、1時間半もしないうちに「満員御礼」となってしまいました。
「キャンセル待ち」もたくさんいらっしゃって、もはやこれ以上の受付は困難になっています。

2.三浦 将さん 株式会社 チームダイナミクス 代表取締役、ヒューマン・ギルド 会員)から新著『才能スイッチ』(クロスメディア・パブリッシング、1,380円)をお贈りいただきました。

才能スイッチ
三浦 将
クロスメディア・
パブリッシング(インプレス)

三浦さんは、『自分を変える習慣力』『相手を変える習慣力』シリーズ累計20万部を突破している著者です。

三浦さん、ありがとうございました。

3.昨日は、連休が連働になっている私としては、オフにしたい日だったのですが、カウンセリング を2件こなしました。


さて、これからが本論です。

この5月に亡くなった渡部(わたなべ)昇一氏の『「自分の世界」をしっかり持ちなさい!』(イースト・プレス、1,400円+税)を読んでいたら、行動主義心理学者のB.F.スキナーに子育ての理論と実践が「”人間モルモット”が証明した『皮肉』」とし次のとおり書かれていました。

「自分の世界」をしっかり持ちなさい!―
「強い自分」に脱皮するために
渡部 昇一
イースト・プレス

アドラー心理学とは全く違うということが浮き彫りになるので、紹介します。

彼(スキナー)は「自分の行動心理学によれば、個人の心の内側の価値の物差しだとか、心の状態とか、個人の感情とか、個人の人生目標とか、未来に対する期待などというものはすべて虚構(フィクション)である」と言いきっていました。

スキナーは、自分の説に自信を持っていて、1945年当時、生後11カ月であった娘のデボラをガラス箱に入れて実験的に哺育しました。

防音され常温を保たれた箱の中で裸のまま育てられた娘は、汗をも出すこともなく、むずがって泣くこともなく、幸福に育ったと言われていたのです。

しかし、年頃になったとき、かなり重い憂鬱症になったため、一時は精神病になったという噂が飛んだくらいでした(実際はデマ)。

それでも、かなりひどい自信欠如だったらしい。

やがてデボラ嬢は、ロンドンで美術を専攻するようになったことについて、渡部氏は次のように書いています。

「人間の尊厳とか自由にぜんぜん価値を置かない学説を立てた父親から、病的に自信喪失の子どもができた、というのは、大変面白いことだと思う」

「このデボラ嬢が、美術を専攻しているのもまことに皮肉なことと言わなければならない。世の中で芸術的創造ほど条件反射から遠いものはないのに、徹底的な条件反射学の原理で育てられた娘が、結局美術を専攻することに落ちついたのである。このことは、いかに行動心理学が強力でも、たしかに人間の心の奥の奥には、条件づけられきれない、何かしら独自の自己があるらしいということの1つの証明となるのではなかろうか」

アドラー心理学だったら、子育ての理論と実践は、どのようでしょうか?

<お目休めコーナー>5月の花(2

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

早いもので1年の1/3がもう終わって、今日から5月です。

昨日(4月30日)は、10:00~17:00に アドラー派の夢のワーク を行っていました。

参加者は15名、5人一組で3グループで進めました。

ご参加の Kanaco Takahashi さん の見た夢を素材に解釈を加え、全員参加のサイコドラマ(心理劇)を行いました。

このワークで私が強調したのは、次の2点でした。

(1)夢には、その人特有の舞台装置、登場人物が存在するので、ある人がよく出るからといって、その人との課題が克服されていない、と決めつけないこと

(2)夢を自分なりの私的論理で解釈しないこと

(2)は特に重要で、夢を見た人と解釈する人が一緒だと、同じ枠組み/視点の中で固定的なものの見方しかできないので、本質的なところが見えない。
だからこそ別の私的論理を持つ他者の問いかけやものの見方が求められる。

私は特に、(2)に関連づけて「自己分析は分析に非ず」という言葉を使いました。


ワークショップそのものは、参加者に恵まれ、有益な夢のワークになったと確信しております。

◆アドラー心理学による夢解釈のご関心のある方は アドラー心理学による夢解釈講座 のカテゴリーをお読みください。

◆ジョセフ・ペルグリーノ博士をお迎えしてこの夏は次のとおり「夢解釈」ワークショップ  (通訳付き)を開催します。

日時:7月29日(土)、30日(日)それぞれ10:00~17:00

内容:このワークショップは、夢解釈の仕方を徹底的に演習するものです。アドラー心理学の本場の北米地区から講師を招いて夢解釈について具体的に展開する機会は滅多にありません。夢解釈について、きちんと扱える講師が世界的に見てもあまりいないからです。
夢解釈は、すでにカウンセリングを学んでいる方(アドラー派であるなしにかかわらず)だけでなく全くカウンセリングを学んだことのない方にも門戸が開かれています。ふるってご参加下さい。

受講料:ヒューマン・ギルド会員 47,520円 一般 54,000円

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