「悪魔は人を幸せにするお手伝いをする存在です」
悪魔の教師ベルヴィナの言葉。言われてみれば、そのとーりだよな?
人間に召喚され、よっしゃコレで魂まきあげたら一人前だと張り切って飛び出した悪魔ランニーヤ。召喚場所にいた高校生・倫弥の願いをうまく3つ叶えたまでは良かったけれど、直後にペルヴィナ先生に説教され、契約解除されてしまう。人を欺したり脅すような契約は認められませんと。
かくして、ぺったん悪魔ランニーヤは半人前の見習い扱いから抜け出すべく、倫弥の家に居候して願いを叶えるチャンスを待つことにしたのだが、その行く手には倫弥の凶悪な双子の妹やら魔法陣の本当の制作者である美人生徒会長など障害は幾らでも控えていた……。
神野オキナはぼくが読むのに抵抗がない作家の1人。つまり書いたものを読んでいて、違和感なく自分の中にするする入っていくのです。なかにはどうしてもキャラクターのセリフが肌に合わないとか、なんか展開に引っかかりを感じてしまうとか、そういう本はあるのですが、そういうことがないんですねえ。
つまり自分的に安心して読める本を書いてくれる人。読むアルカリイオン飲料。
間の取り方とか話の転がし方も好き。たとえば、いきなり悪魔が学校にやってきて見学しようという話になり……
当然のごとく、大問題になった。
とすっぱり言い切る。あれこれ言わずに、ひとことでぶった切るところはぶった切る。こういう感覚が好き。
あるいは逆に羽が生えて空をぷかぷか飛んでいようが、シッポやツノがあろうが、それをすべて「個性」でひっくるめてしまう感性が好き。
ただ、ヒロインの主人公への思いが歪んだ方向へ行ったまま戻ってこないなあとか、雑誌掲載をまとめただけに1話完結の連続ドラマ風の展開だったのが、最後の1節だけなんか浮いた感じの短編になってしまっていたりとか、主人公の隠れた才能が半端で披露しても今さら誰も驚かなかったりと、あれこれツッコミたいところはあるけれど、まあ全体として面白かったからいいや。
あと、鈴ノ原家のメイドの久日霧子さんはボトムズ野郎が元ネタだと思ったけれど、そんなハードボイルドっぽいところは微塵もなく、勘違いかなあ……。
【あくまデふぁんたジー!?】【神野オキナ】【デュエル】【悪魔】【居候】【格闘家集団】
悪魔の教師ベルヴィナの言葉。言われてみれば、そのとーりだよな?
人間に召喚され、よっしゃコレで魂まきあげたら一人前だと張り切って飛び出した悪魔ランニーヤ。召喚場所にいた高校生・倫弥の願いをうまく3つ叶えたまでは良かったけれど、直後にペルヴィナ先生に説教され、契約解除されてしまう。人を欺したり脅すような契約は認められませんと。
かくして、ぺったん悪魔ランニーヤは半人前の見習い扱いから抜け出すべく、倫弥の家に居候して願いを叶えるチャンスを待つことにしたのだが、その行く手には倫弥の凶悪な双子の妹やら魔法陣の本当の制作者である美人生徒会長など障害は幾らでも控えていた……。
神野オキナはぼくが読むのに抵抗がない作家の1人。つまり書いたものを読んでいて、違和感なく自分の中にするする入っていくのです。なかにはどうしてもキャラクターのセリフが肌に合わないとか、なんか展開に引っかかりを感じてしまうとか、そういう本はあるのですが、そういうことがないんですねえ。
つまり自分的に安心して読める本を書いてくれる人。読むアルカリイオン飲料。
間の取り方とか話の転がし方も好き。たとえば、いきなり悪魔が学校にやってきて見学しようという話になり……
当然のごとく、大問題になった。
とすっぱり言い切る。あれこれ言わずに、ひとことでぶった切るところはぶった切る。こういう感覚が好き。
あるいは逆に羽が生えて空をぷかぷか飛んでいようが、シッポやツノがあろうが、それをすべて「個性」でひっくるめてしまう感性が好き。
ただ、ヒロインの主人公への思いが歪んだ方向へ行ったまま戻ってこないなあとか、雑誌掲載をまとめただけに1話完結の連続ドラマ風の展開だったのが、最後の1節だけなんか浮いた感じの短編になってしまっていたりとか、主人公の隠れた才能が半端で披露しても今さら誰も驚かなかったりと、あれこれツッコミたいところはあるけれど、まあ全体として面白かったからいいや。
あと、鈴ノ原家のメイドの久日霧子さんはボトムズ野郎が元ネタだと思ったけれど、そんなハードボイルドっぽいところは微塵もなく、勘違いかなあ……。
【あくまデふぁんたジー!?】【神野オキナ】【デュエル】【悪魔】【居候】【格闘家集団】