振り返ってみると街道は真直ぐではなく緩く弓なりになっている。この自然のような緩さがなんとも言えず好きだ。城下町では直線が其々に交叉し、又は鉤状になっているし、家々は鋸の刃の状態で、互い違いに建てられている。それは防衛上の問題であったであろうが、田舎ともなればそこまでする必要性が無かったのかもしれん。しかし、主要な所は真直ぐ行けば必ず突き当たって左右に折れる。当然とも言うべきか。
現代の道は利便性が優先するものだから面白くも可笑しくも無い。街道は突き当たってみるまで予測がつかない。ここにこそその楽しみが有るというものだ。これは新鮮さを感じるし、胸がわくわくする。そうして曲がってみると期待通りのものが現れたときなどは正に感動ものである。(写真:街道の正面に立ちはだかっている家に突き当たって左に折れた瞬間)
現代の道は利便性が優先するものだから面白くも可笑しくも無い。街道は突き当たってみるまで予測がつかない。ここにこそその楽しみが有るというものだ。これは新鮮さを感じるし、胸がわくわくする。そうして曲がってみると期待通りのものが現れたときなどは正に感動ものである。(写真:街道の正面に立ちはだかっている家に突き当たって左に折れた瞬間)