やはり駅には桜が似合う。もうここは香春駅構内である。
採銅所から約1時間半、意外とのんびりと、気持ちよく歩くことが出来た。少し汗ばんではいるがそれもまた清々しいと言える。私にはこれからが一年の始まりのようである。駅を背にして香春岳を見る。山自体が石灰岩の塊なので半分ほどが削り取られ、その全てが経済活動の渦に巻き込まれていったものである。写真中央付近に桜の塊がある。薄い桜色の靄がかかっている様に見える。来年の春はここに行って見ようという気になった。何処を向いても桜である。何度も言うがいい季節が到来した。(PS・次が最終回です。最後まで付き合ってくださいね。次の連載はまたまた湯平です。お楽しみに?)