砂の湯で大阪から出張してきた方に会った。奥さんもご一緒で母と隣の女湯で話をしている。このご夫婦は由布院に泊まったのだけれど風呂が無かったと言うのでここを紹介されて来たのであった。もう一箇所銀の湯に入って大阪へ帰ると言うことであった。しかも車である。安全を願ってここで別れた。そして一人のんびりと入浴することが出来た。
小腹も空いたので例によって「ふみちゃん食堂」へと向かった。私はだんご汁定食、母はその単品である。母はそれを見たとき全部は食べられないかもと言っていたが、素朴な味と、少々時間をかけて食べたので結局完食した。ふみちゃん同様いい味を出している。
表に出ると雨が落ちていた。気になるほどの雨ではなかったが石畳は濡れている。私はその濡れ具合に風情を感じるのではあるが、足元のおぼつかない母には極力の注意が必要で、風情など二の次である。下り坂なので私が前を歩き危なくないような箇所を選んで降りてゆくのである。(写真:雨に濡れ石畳がはっきりとわかる)