横から除いてみると小さな石橋が架けられている。一枚岩のようである。下から持ち送り式で石橋を支えている。その横に説明看板がある。江戸時代末期である。読んでみると街道である。しかしそれらしいものは垣間見ることすら出来なかった。残念なことではあるが如何ともしがたい。写真に収めて山鹿に向かった。
ところがである。目的は遥かに外れて山鹿ではなかったのだ。勘違いと言うべきで、平山温泉なるところであった。温泉街ではあったが写真に収めるような場所ではなかった。しかし温泉は硫黄泉で湯の花が浮いている。千葉の御仁に言わせると今までで最高だそうだ。果たして私もその様に思った。ここにも小さい規模ではあったが石橋が架けられていた。横から見なければ判らないが正に縁の下の力持ちである。