街道を歩く

今まで歩いた街道、町並み、これから歩く街道、町並みを散文的に紹介

英彦山

2009-05-20 00:40:20 | 街道関連

 軽くエンジンを唸らせて走り去る気動車を見送り駅を出る。
半分以上の店舗が店を畳んでいるのである。見るとやけに赤い自販機が目に付いてしまう。土産物屋が軒を連ねていた頃を知っている私には寂しさが込み上げて来るのである。

 もう残っているのは食堂だけだ。営業中の赤い幟が五月晴れの中に空しくはためいている様であった。看板などを見ていただけばお判りのように鯉、山女料理を主に出している。
 以前ここで母と一緒に山女の塩焼きを食べた。二人ともその時の味が忘れられずに又食べたくなったのである。

 その食堂正面に駅がある。
コメント
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