このように道しるべはいつまでも残るのであろうが、建物はそういう訳にはいかないようだ。
朽ち果てつつある状況がなんとももの悲しく見える。屋根瓦など今にも落ちてきそうで危険な状態にある。雨漏りなど特に激しかろう。白壁だったのであろうがくすんでしまっている。壁の状態も悪い。こうして目視するだけでも取り壊さねば危険な状態だ。
日曜日の午後少し歩いてみたが殆どと言っていいほどシャッターが下りている。通りは閑散として人は殆ど歩いていない。実際行橋駅の南側にショッピングタウンに人が集まっているのだ。当然のように車での移動であるから商店街などに来る訳が無い。こうして既存の街は取り残されてゆくのである。ここだけが例外ではないのである。車社会から取り残された今どのように街を生かしてゆくのだろうか。
行橋駅の北側は、この建物と同じ状況下にあると言っても過言ではなかろう。