4月20日金曜日午前5時 大きな期待とともに目が覚めた。なにせ目覚ましをかけていたからスッキリと起きることができた。前もって所持するものは総て用意しておいたので自転車を車に載せるだけだった。
外の様子はどうかなと少し含み笑いをした顔でカーテンを引いてみた。瞬間含み笑いの顔は真っ青になってしまった。
土砂降りだ。「やめた やめた やめた」「どうしたん」「おー 土砂降りやないか」「晴れるから行ったら」「なんでそんなことがわかるとや」「だって天気予報で言いよったよ」続けて言う「今日は晴れて明日は雨だって」まだ続けて言う「だから行けばいいのに」妻の勝手な予測は当てにはならぬが昨今の天気予報は確実に当る。妻の口を借りて神の啓示を聞いているようだ。「よし覚悟を決めて行こう」「うんそうそう行っておいで」「フェリー乗り場に着いても雨やったら帰ってくるからな」「うんそうそう」というわけで雨にも負けず出発したのである。<写真はフェリー乗り場駐車場 向うは唐津城>