豊山と書いて「ゆたかやま」と読ませる。その下に続く八幡(はちまんと読むのだが)これを「やはた」と読み所謂八幡の起源である。ここが八幡発祥の地なのである。
神功皇后三韓征伐(あったとかなかったとかは置いといて)云々とある。神功皇后にまつわる地名が多いのは何度も言ってきたな。
この写真は木樋形埴輪で、九州では唯一の出土例である。近畿で始まった古墳時代の水の祭祀遺構「導水施設」の木樋を模しているものである。それだけ近畿と密接なつながりを持つ地域であったと言うことだ。
木樋と言えば福岡県行橋市の延永ヤヨミ園遺跡から3世紀中頃~4世紀中頃の国内最古の級の実物木樋(全長4.2m)が出土していることを付け加えておこう。