街道を歩く

今まで歩いた街道、町並み、これから歩く街道、町並みを散文的に紹介

秋月街道を歩く (その十一)

2006-11-17 08:38:50 | 秋月街道
 ここ香春宿は、採銅所から田川後藤寺までの区間の中心となる地である。道は札の辻で二路に別れている。左を取って先に進むことにした。少し歩くとその昔香春の中心に差し掛かる。そこには御茶屋・香春藩庁跡があり、風情のある佇まいをほんのりと見せてくれる。
 宿場町、街道筋などでよくみかける鋸状の道ではない。かつてはそうだったかもしれぬが今はない。その昔日を垣間見るような建物は無いものの、そこここに見受けられるのも間違いは無い。
 この町には伊能忠敬が投宿したとのことだ。もっと古い時代、この地は交通の要所的存在の地でもあり、神功皇后にまつわる遺跡もある。
 十分も歩けば街道別れとなり、右の道に歩をすすめる。(写真:藩庁跡)
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