![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/6b/a9bc3a97832b3292c3ec0f0cd4f57e18.jpg)
例の東京のご仁が帰省した。彼の友人と一緒に。そこで例によってどこか行きたいということになり、行ったことがなく、友人に九州の良さを垣間見せたいということなのであるが、このご仁にはコンセプトがなく結局私の意見を取り入れることに相成った。夏目漱石由来の温泉地である那古井である。その当時は十軒ばかりの湯宿があったそうだが、今は一軒しかなくしかも漱石にはなんらの関係もない。本来ならば、山路を登りながら、こう考えた。智に働けば角が立つ。などといいながら車を走らせなければならなかったのだが、外は36度以上の暑さである。車の冷房も効かない。温泉に浸かりに行っただけのような感がする。
本来なら彼の友人を歓待するべきのところ、結局の所我々の趣味に走ったのである。そう古墳巡りをしたわけだ。岩原古墳群、あの江田船山古墳である。共に整備されており気持ちよく見ることが出きる。ただし汗が滴り落ちる。友人は何の興味もないので「いったいなにをしにきたんだ」と言う気持ちであったろう。彼の歓迎であったろうに我々の趣味を押し付けにつれてきたようなものだ。東京のご仁は喜んでいる。本日は街道ではなかったけれど一度行ってみてもらいたい。
(写真:江田船山古墳)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます