塚崎古墳群(鹿児島県)
塚崎古墳群は日本最南端の古墳群であり、日本最南端の前方後円墳の所在する古墳群である。4基の前方後円墳と39基の円墳からなる。前方後円墳のうち3基が柄鏡式の形態を持ち5世紀前半の築造と考えられているが、当地の資料によると「発掘調査により、大隅で最も古い古墳(4世紀)であることが判明し、古墳時代像を書き換えました!」とあるのだが、何号がそうだったのか書かれていないので・・・うーむ。11号墳が鏡墳と書いてあるのと、10号墳を柄鏡塚と書いてあるから11号が最も古いのか知れぬがどう考えても4世紀末期ではなかろうか。知れているのは塚崎16号墳が初現で5世紀初頭とする。はっきりとした資料を観たいよな。日本最南端の前方後円墳は第51号墳で花牟礼古墳の別称を持つことを付け加えておこう。
肝属川右岸に当該古墳群が所在するが、左岸には鹿児島県下最大の古墳群である唐仁古墳群がある。両古墳群とも見るに値するものだから是非遊びにおいで。
当該ブログの記事は平成30年(2018)12月2日から8日までである。
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