状況が状況だけに訪問見学はお勧めしない。
我輩の友人である。時々こうして襖をほうてまわるんだ。今から蚊が出てくるから蚊を獲ってくれると有難いのだがな。高校二年の数学の時間にふと窓の外に目をやるとハエが手を摺る足を摺るという言葉通りの動作をしていた。その何センチか先に・・・おっ、彼の先祖がいたのである。じっとみていると・・おー、あっという間にハエを捕まえたぞ。その瞬間先生に呼ばれて「おい、この問題を前に出て解け」と黒板を指して「なんをよそ見しよるんか」と一言。咄嗟の出来事だったから「ハエトリグモが・・」と言いながらも板書された問題を解いたものだから先生は二の句を継げなかったようである。あの時は申し訳なかったな。いい思い出である。いまだにこのクモは可愛いぞ。
安部山公園バス停折り返しの場所に立つ「和気清麻呂像」
聖武天皇と光明皇后の内親王だった孝謙天皇、重祚して称徳天皇となる。重祚する前は淳仁天皇に譲位していた。この時である。道鏡が台頭したのである。再び天皇になり(称徳天皇)皇太子を立てずにいたため道鏡を次の天皇にするのかと噂までたったということである。ときに宇佐神宮は道鏡を天皇にせよとご神託があったと告げるのだ。ところがこれが信用されず(称徳天皇は臣下を天皇にということで相当に狼狽したことであろう)、和気広虫(女性)に相談し、その弟清麻呂を宇佐に派遣することにしたのである。果たしてその答えは「無道の人はよろしく早く掃き除くべし」であった。この劇的な一言で全てが変わるのである。道鏡は激怒し、広虫と清麻呂を流罪にするのである。そこで清麻呂は宇佐に流れ着き神託を得この地湯川に到着するのである。しかも猪の背中に乗って。足の腱を切られていた清麻呂はこの地に湧く霊泉につかり足が立ったと言うのである。だからこの後背地である山を「足立山」と言うのである。また、近くには妙見神社(全国妙見さんの総本山)猪が狛犬というのでこれも有名になった。日本を護ったと言っても過言ではない人物がこの地にある時期に住んでいたんだな。
南方古墳群38号(宮崎県)
直径16m、高さ2mの小さい円墳で、標高は24.7mであるが、墳丘の南側が宅地造成のため高さ2mの断崖となっており足元がおぼつかない。墳丘上には祠が祀られている。
個人の所有なので見学には必ず断りを。御年配の女性でいい方である。家の入り口の右側に所在するのですぐ判る。くれぐれも一言声を掛けて頂きたい。
当該古墳のブログ記事は令和1年(2019)5月16日から18日までである。