日々好日

さて今日のニュースは

日銀金融緩和強化を打ち出す

2009-12-02 09:50:28 | Weblog
政府がデフレを認めてもなお楽観説を捨てなかった日銀がドバイショック等で急激な円高、
株安が進み、急遽臨時金融政策決定会合を開き新しい資金供給を導入する追加金融
緩和を決定したと発表しました。

詳しくは、政策金利の翌日物金利の誘導目標と、同じ年0・1%の低金利で3ケ月の期間
新しい資金供給を行う。
当面日銀は10兆円を金融機関に供給し、金利の切り下げと景気の下支えを行うと
言う金融緩和策です。

日銀に資金供給拡大で、金融緩和策実施を迫って居た政府にとっては、渡りに船で
大歓迎ですが、日銀の遅すぎる判断や政府圧力に屈したののではとか、是では
急激な円高対策としては力不足と散々で評判はヨロシクない様です。

先のリーマンショクでも日銀は資金拡大を図ったが、今回はいささか量的緩和と異なり、
国債や社債等担保に固定金利で3ケ月貸し出す。
低金利で金融機関が長めに資金調達が出来る様にする。
この二点が特徴です。

だが日銀は年末で社債等を買い入れて企業の資金繰りを支援する異例の措置を廃止
すると決めたばかりなのに、社債等担保に貸し出し支援すると言うのは「朝令暮改」
の誹りを免れません。

急激な円高による企業支援としてやむを得ない選択で有ったと思われますが・・

今後は、日本政府のシッカリした経済政策を示し断固とした円高対策や経済対策が望まれます。