日々好日

さて今日のニュースは

日米同盟の危機?

2009-12-10 09:44:16 | Weblog
普天間基地移設問題で今や日米間の認識にずれが目立ち日米同盟の危機?
とさえ言われる様になった。

鳩山政権発足後オバマ大統領との初会談で、日米同盟の維持深化が2国間
にのみならず、アジア太平洋の安定に不可欠と、日米同盟の強化を確認し
「日米同盟深化に向けた政府間協議」を立ち上げました。

処が沖縄普天間基地移設に伴い鳩山政権が日米合意に反し、連立政党の社民党に 
配意し、県外移転もしくは海外移転を言い出し年内決着を反古にした事に米政府は
危機感を募らせ遂に「日米同盟深化に向けた政府間協議」の延期を米国政府が通告して来ました。

この同盟深化協議は日本側から来年の日米安保改定50周年を機に1年を掛けて
防衛安全保障以外の環境防災医療等地球規模の日米協力体制を構築して日米同盟を
更に深化発展させようと言う宏大な狙いのもと米政府に持ちかけたものです。

処が米政府は日米合意の実施も出来ない現時点では日米同盟深化協議等不可能だと
事実上の無期延期を申し入れて来た。

米国民主党政権は是までの米国共和党政権と違いドライな考え方で、特に中国重視
政策をとり、日本・韓国はどちらかと言うと枝葉的考えで、歯牙にも掛けないと 言われて居ました。

オバマ政権もその米国民主党に属して居ます。

日米同盟は最重要課題と持ち上げながらも、狙いは軍事戦略的意味合いが強い。

米国は戦略的にも、沖縄基地はどうしても手放せない基地です。
おまけに基地運営の費用までマル抱えの美味しい基地で、まだ日本政府には恫喝が
効くと踏んでの強腰です。

「日本国のためだから」の殺し文句でアジア太平洋地域の拠点基地を自由に使わし
貰えるのだから言う事はありません。

そもそもこの普天間基地問題がこの様にこじれたのは、前自民党政権の弱腰外交で
日米合意を結ばされた事が一番の要因です。

処が民主党政権になり、社民党を取り付けるため、普天間基地の県外もしくは国外移転
を約束させられた事から始まります。

人の良い鳩山首相は、移転先の名護市辺野古キャンプシュブ地域以外に移転の選択
があると言い出したから、今まで移転賛成の市町村まで反対に回り気勢を上げだし
収拾出来なくなってきました。

おまけに岡田外相や北沢防衛相が皆テンデンばらばらな事を言いだし、鳩山首相が
自分を信用してくれとオバマ大統領に胸を張った事とは反対に年内決着は困難で、
来年に延期になりすっかり信用を失くしてしまいました。

それでも鳩山首相は最後の決断は私がしますと言い続けています。

さてコペンハーゲンで開催されて居るCOP15でオバマ米大統領と解決の目途を
探る日米首脳会談を予定して居ると言うがすっかり信用を失くした鳩山首相とは
会談する積もりのないオバマ大統領ですが、さてどうなるか?