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小沢幹事長専制体制確立か

2009-12-03 09:25:14 | Weblog
小沢民主党幹事長はどうやら「陳情」を武器に民主党を操り専制独裁政治を始め様
として居る様に見受けられます。

裏方に徹して居たかに見えた小沢幹事長は政治の最も「うま味」である「陳情」を
「政策決定政府への一元化」の名の元に、党の幹事長室が握る事にした様です。

自民党時代陳情は、地元議員や世話人を辿り族議員等の仲介で関係省庁の役人に
陳情を行って居ました。
俗に言う「霞ヶ関参り」です。
政官業癒着の温床と言われ、族議員が大きな顔して益々勢力を伸ばして参りました。

今回の政権交代の大きな柱がこの癒着を断ち切り何処まで政治主導が出来るかが
問われました。

まず民主党政権が行った事は政治の舞台から完全に官僚を駆逐し、政治主導の体制
を造り挙げました。

次ぎに予算編成に当たり国民を「業務仕分け」とい言う一大イベントに参加させ、官僚の
是までの「非」を洗いざらい追求し公開した事です。

是で国民はすっかり民主党ペースに嵌ってしまいました。

処が今回小沢幹事長が打ち出した新しい「陳情システム」は地方政治から自民党
勢力の駆逐を目論む選挙対策がミエミエで余り褒めたものではありません。

余りの露骨さに地方自治体や関連業界団体は速くも拒否反応を起こして居ます。

まずこのシステムの特徴は、地方自治体の陳情は必ず民主党県連が受け付け、
選挙協力の実績をつけて党本部に挙げます。

党本部は幹事長室に挙げここで「陳情仕分け」が行われ最優先は直接鳩山首相に
また幹事長室が必要と認めたものは各省庁に回され討議されます。

業界団体からの陳情も大体是と同じ様な事になると予想されます。

この幹事長室の陳情仕分けについて正副幹事長会議で取り扱いの
4つの基準を示しました。

まず民主党マニフエストに沿った要望を最優先する。
党の公約にはないが党の政策に一致すれば受け付ける。
削減が望ましい予算要望については、要望額を大きく削る。
利害が絡む各種団体の要望は政治団体で決する。

この4点ですが、地方県連段階で反民主党勢力の陳情は握りつぶし上に上げない
との噂も囁かれ、幹事長室でも同じ様な事が行われ、民主党専制の独裁政治が
行われ様としています。

県民から選ばれた知事が多寡が政党の地方機関に頭を下げねばならぬとは、全く
政治も地に墜ちたと言わざるをえません。

ここ一番全国知事会が総力を挙げてこのシステム実施に抵抗しないと、地方分権等
の問題処か「地方」そのものがツブされ大きな中央集権国家が実現する可能性が 
見えて来ています。

全国知事会の存在が問われる大変な事態になりつつ在ります。

勿論族議員に牛耳られる陳情は余り褒めたものではないが、一応地方の声は中央に
届きました。
今度新しいシステムでは民主党協力の自治体しか言う事を聞いて貰えない、そんな
バカな話しが始まろうとして居ます。

すでに我が長崎県では、先を見越して自民党所属の知事が次期立候補を取りやめに
して、県会議員で組織して居た新幹線推進議員連盟も解散してしまいました。
恐らくこの様な自治体が今後増えて来て小沢さんはほくそ笑む事でしょう。

しかし国民は決してバカではありません。

こんな露骨な事を平気で何時までもやって居ると必ず報いが来る事を覚悟して
おいて貰いたい。