日々好日

さて今日のニュースは

鳩山首相の思いと決断について

2009-12-18 08:34:09 | Weblog
心優しい鳩山首相は大変周りに「気くばり」される方の様です。

沖縄普天間基地移転に際しては、沖縄の方々気持ちを思い辺野古以外の道を模索する、
しかし辺野古移転案も捨てないと言うアヤフヤな態度に終始されて居ます。
そして最後は私が決めますと明言されたが、何時になるかは不明です。


又予算編成に当たっても国民の願いを思い、国民と約束したマニフエストの完全
実施に努力しますと言う反面、概算要求95兆円の圧縮や国債発行44兆円厳守
についてはハッキリ明言するかと思うと、国民新党等の反発で必ずしも厳密に
守ると言う事ではないと言を左右にしこれまたハッキリしません。

この様な状況だから閣内の不統一は目を蔽うものが有ります。
しかし是は逆の立場から言うと総てが透明化され国民に対し隠し事が少なくなった
事でもあります。

首相の余りの決断力の無さに、政府には一切口出ししないと言って居た小沢幹事長
が幹事長室の手勢を引き連れて予算編成に当たり幹事長室が受け付けた陳情を、
仕分けして「民主党からの重点要望」でもあるがこれは国民からの要望であると、
首相に突きつけました。

そして翌日には連立3党の「要望事項」を是非考慮して欲しいと同じ様に鳩山首相
に併せて突きつけました。

これはある意味で、小沢幹事長の圧力と解釈するか、或いは鳩山首相への助け船と
解釈するかは、立場によって解釈が分かれる所です。

小沢さんは飽くまで判断するのは内閣と言っては居るが、是が鳩山政権には相当の
重圧になる事は間違いない事実です。

是を受け閣内からは「こども手当」の担当相から、高速道路無料化や暫定税率に ついては、
国交省や財務省から一斉に反発の声が挙がりました。

これは考えて見ると大変良い傾向であると思います。

今までの自民党政権下では総てが闇の中で処理されその結果だけが公表されました。
その意味では今回の政権交代は大変意義深いものがあります。

しかし鳩山首相が何時までも八方美人で済ませておけない状況です。

ある時は非情な決断を迫られるのが政治の世界、決断こそがリーダーとして
望まれる事ではないか?