日々好日

さて今日のニュースは

予算案年内編成は可能か?

2009-12-21 09:05:29 | Weblog
今年も余すところ10日と押し詰まってきましたが、年内成立を目指す2010年
度予算案の編成はまだ調整に向けて難航中とか一向に目途が立たない状況です。

最大の焦点は、小沢幹事長が民主党の重点要望は国民の要望であると要望した項目ではなかろうか。

是に対し民主党公約優先で、最終的には私が決定すると言いながら先延ばしする 鳩山首相。
何にでも口出しする国民新党。飽くまで理想論に徹する社民党。勝手に動く各閣僚達。

これでは、年内編成はどうやら無理の様に思えてなりません。

民主党の重点要望の一つ暫定税率の一部を除き「租税水準の維持」に対し政府側は
ガソリン値下げのための小幅な減税を考えて居ると言う。
何れにしてもマニフエストで約束した暫定税率の廃止は今回は無理の様です。

また民主党のマニフェストの大きな柱「こども手当」についてもどうやら所得制限
を掛ける方向で検討されて居るらしい。

現在は所得制限の額について検討されて居るとか。
政府側は年収2千万円以上として、実質実損のない名だけの所得制限で切り抜けたいらしい。

是に対し国民新党は現行の児童手当の所得制限額860万円から1千万円程度と
主張して居ます。

どうせ所得制限するならその位の線引きはやむを得ないのではと思えます。
当然非情な線引きになるので不公平が出てくるのはやむを得ないのではないかと
思えてなりません。

大体この「こども手当」の趣旨がどうもバラマキの典型で現行の児童手当では何故
不可なのか?

私達国民全体が子供育成に関わると言う趣旨は判るが、国民の大半はその為に、
扶養手当や配偶者控除等返上して協力せねばなりません。
裕福な家庭のお子様まで何で我々が面倒見なくちゃならないのかと言う反論は当然
出てきます。
これに対し長妻厚労相はマニフエスト通り所得制限は掛けずに全員に支給すべきと
強固に反対して居ると言う。

国債発行額を約44兆円に抑えると言うが税収が落ち込む中でその様な魔術が使えるのか疑問です。

また税収外収入として特別会計等から10兆円以上の財源を捻出可能と言明して 
居るがそう簡単に行くかどうもマユツバものです。

民主党政権の初めての予算編成で、大変ご苦労されて居る様ですが、我々の生活が
大きく言えば国の1年間が掛かって居る大事な予算案です。

少々時間が掛かっても、より良い予算案に仕上がる事を熱望します。