日々好日

さて今日のニュースは

追加経済対策も決定先送りか

2009-12-05 08:54:43 | Weblog
普天間基地移転で、オバマ大統領に「自分を信用して呉れ」と大見得を切った
鳩山首相でしたが、福島社民党々首から、連立離脱を匂わされと、年内移転を
延期する事にコロリと変わってしまった。

これに激高した米政府が約束違反をなじり飽くまで年内移転を迫りました。

常習犯の鳩山首相のグラグラ揺れる政治姿勢に一斉に批判が集中しました。

処が今度は、円高、株安、デフレの三重苦に喘ぐ日本経済のカンフル剤となる
追加経済対策が、国民新党の強固な反対で決定は来週に先送りされてしまいました。

国民新党の亀井党首は、この処独壇場で、先に「中小企業金融円滑法」なる
返済猶予制度を強引にねじ込んだかと思うと、今度は、臨時国会の最終日に
「郵政株凍結法」をこれ又強引に成立させ、得意顔で郵政民営化の仇討ちが
出来たとばかり怪気炎を上げて居ます。

今回政府が、追加経済対策として、国の負担の真水部分で7・1兆円。事業規模 
24・3兆円の2009年度補正予算案を提示しました。

処が亀井金融相はチビチビやって居ては効果がないもっと10兆円をのぼる位の
補正予算を組むべきだと強固な反対で結論は来週に先送りとなった。

政府としては急激な円高で景気失速を防ぐため4兆円と地方交付税減収の穴埋めに
7兆円規模の国の負担を考えていたが、是を受けて追加対策の上積みがなされる
模様です。

当然先立つものは財源です。
現在2010年度本予算の概算要求が95兆円出され、是に対し税収は36兆円
余りでは無いかとの悲観的観測さえ出始めてきた現在さて何処に財源を求めるか
模索中での7兆円あまりの補正予算案、益々混迷の闇に包まれ様としています。

この上は国債増発や特別会計の「埋蔵金」を総動員して急場を凌ぐ事になりそう
です。

国債は44兆円以上は増発しない等の綺麗事を言って居る場合でない緊急事態に
なって来たようです。