日々好日

さて今日のニュースは

諫早干拓開門訴訟今度は開門したら國に制裁金支払い判決出る

2014-06-05 09:09:14 | Weblog

先般佐賀地裁は高裁の開門判決命令に開門を実施しない國に対し1日49万円
の間接強制の制裁金支払いを命ずる判決を出した。

是に対して長崎地裁は潮受け堤防排水門も開門禁止を命じた長崎地裁の仮処分
決定に反し、國が開門したら干拓農民に、1日当たり49万円を支払い様に命ずる
間接強制を決定しました。

これで國は開門しても、開門しなくても制裁金は払わなければならない事態となった。

そもそもこの諫早干拓訴訟そのものが初めからおかしかった。

戦後食料不足を理由に日本では八郎潟干拓・児島湾干拓・有明海干拓が計画された。
その内有明海干拓のみが地元反対が強く工事されなかった
それでも計画した公共事業は最後までやり抜くのが官僚の特性。
何回も計画を錬り直し提案したが廃案。
処が諫早水害が起きて有明海沿岸部で大きな被害者がでました。
其処で干拓規模を縮小し防災に主点を措いた干拓案が通り工事が再開された。
工事中環境問題や漁業者からの反対で何回も工事は中止された。
しかし工事は完了しあの有名なギロチンと言われる大規模な潮受け堤防締め切りの
イベントが行われました。
これで世間の注目を浴び反対運動が盛り上がった。

長崎県は待望の干拓地を手に入れ干拓農民による農業が始まりました。
処が丁度その頃天候不順が続き、漁業に大きな被害が出ました。

其処で漁業者が漁業被害は全て諫早干拓のせいとした訴訟を佐賀地裁に起こした。
佐賀地裁は明らかに諫早干拓が原因と判断し試験的に開門して調査する様に命じた。

しかしやっと農業が軌道に乗りかかった時開門されれば農産物は潰滅する反対した。
控訴審の福岡高裁も佐賀地裁判決を支持した。

其処で長崎地裁は干拓農民の意を受けて開門禁止の仮処分を出した。

この諫干開門命令は因果関係を明らかにするためとなって居るが、是は建前で幾ら
國から補償金をせしめる為の手段と言っても過言ではない。

確かに諫早開拓が有明海に影響を与えた事は確かですが、其れが全てと言う論理は
いささか飛躍し過ぎる。

諫早干拓を上回る干拓を熊本も福岡も佐賀も勿論長崎も行って居ます。
又漁業被害は異常気象やのり業者の過密化も問題がある様だ。
貝も農薬被害等考えられない事はない。

其れを全て諫早干拓のせいにして補償金をせしめようとは無茶過ぎないか?

それに折悪しく福岡高裁の判決が出た時公共事業に反対を表明して居る民主党
政権でそれに菅総理の時です。

国民のためと國の控訴を諦め判決が確定しました。

國が率先して勧めた干拓を、今度は國が反対すると言う妙な事態になった。
なんの足しににもならない部分開門は害あって益無しと言われて居ます。

お互い意地になって争って居ますね。
今回は國は開門してもしなくても1日あたり49万円の制裁金を支払う事になりそう
ですが、この結果は福岡高裁の上告審でどう出るか?

それに対して國が上告し最後まで戦うか?

事態は益々混迷して来ましたね。


石原新党22名で7月発足・維新の会解体か?

2014-06-05 07:43:20 | Weblog

日本維新の会は結いの党との合流で意見が衝突して石原共同代表と橋下共同代表
が袂を分かっ事となりました。

憲法問題や原発問題等で180度見解が違う両者が選挙のため合流したと見られ
どだい長続きする訳がなく、決別は時間の問題と見られて居ました。

日本維新の会所属の衆参の国会議員は62名で分党後は、22名が石原氏に所属し
36名が橋下氏に所属、残り4名の内1名は無所属で3名が態度を明らかにしてない
との事で、5日午後5時まで所属を明らかにする様に迫られて居ます。

分党した石原氏は安倍政権とは徹底した是々非々で、是からの政界は流動的で日本
の政治に一石を投じたいと抱負を述べたとの事。

早速新党準備会の初会合を開き、党名・規約・綱領・基本政策等を協議した。
新党のキーワードは「自立・新保守・次世代」だそうです。
自主憲法設定、本当の保守、新しい保守を目指すとの事で7月下旬設立を目指す。
イメージとして極右の感じで今後政界を可成りひっかき回しそうですね。

是に対し日本維新の会は結いの党と合流を急ぎ、みんなの党にも誘いを掛けて
野党再編を加速させたい意向の様です。

兎に角民主党や共産党を除いて弱小野党が分党したり合流したりこれは自民党に
とっては、好都合な事です。

益々一党専制政治が強まって来そうですね。


赤ちゃん出生数103万人過去最少か?

2014-06-05 06:54:58 | Weblog

少子化が急激に進み政府は急に慌てだして遅ればせながら人口減少に対策を打ち出し
います。

その様な中で、厚労省は2013年の「人口動態統計」を発表しました。

其処で明らかになったのは赤ちゃんの出生数が過去最少の102万9800名であった。
死亡数から出生数を差し引いた人口自然減が23万8632名で過去最大であった。

たが女性が生涯に生む子供の推定人数を示す「合計特殊出生率」は1・43人と前年より
微増して居た。

是は主に30代晩産の出生率上昇が要因らしい。

子供を産む女性が減少し、しかも晩産は今後益々少子化が加速して行くと見られる。

合計特殊出生率の推移は05年の1・26を底に緩やかに増え13年やっと1・43人と
となったが前年比では0・02%増であった。
晩婚・晩産は少子化の大きな原因です。

合計特殊出生率が最も高いのが沖縄で1・94人。
最も低いのが東京1・13人、京都・北海道と続く。

他に次の様な事が明らかになった。

高齢化で死亡数は年々増え、126万8432名。

結婚したカップルは66万594組。
前年比で8275組減。

初婚の平均年齢は夫30・9歳で、妻29・3歳。

離婚は23万1384組。