異次元の金融緩和と日銀・政府が自画自賛する金融緩和で昨年4月からの大量
国債購入が始まった。
日銀の国債保有残高は3月末の時点で昨年同月比で実に57・2%の増である。
額にして201兆円で我が国のGDPのほぼ半額に相当するのではないか。
保有割合では日銀が20・1%・保険関連企業19・3%・国内銀行13・0%です。
これにはゆうちょ銀行も当然含まれて居る。
如何に我が国の国債を自分たちで保有して居るかが窺われ、是はある意味では
良い様に解釈できますが、反面大変危険性も高いとも思われますね。
この日銀の国債購入による資金のダブつきと同時に・政府は厚生年金や国民年金
運用見直しを行い、130兆円の運用を国内株式投資する事決めた模様。
この年金運用比率が1%上がると約1兆3千億円の資金が流れ込むと言われて
居ましたが、どうやら100%の運用比率に踏み切る様だ。
運用資金丸々と言う事ですかね。
その分儲けも大きくなるかも知れないがそれだけ危険性も増す事になります。
本当に大丈夫なのか、日本経済成長のためと言って我々の年金がオシャカになる
事だけは避けて頂きたいものです。
その他に政府の財政出動も被災地復興や消費税増税対策の2013年度補正予算
を4~6月に集中執行させる様政府が盛んに尻叩きを行って居るとか。
こういった一連の動きはデフレ脱却・経済再生を念頭に成長戦略の一環として実施
されて居る。
成果を急ぐ「上げ底経済」「見せかけ経済」で大変危険性が指摘される。
今後も政府は異次元と称する金融緩和等で資金を潤沢に投入し、ミニインフレで
経済活性化を狙う積もりなんでしょうか?
またバブル再来と言う事はないですよね。