我が国の防衛体制のガイドラインとなる日米防衛協力指針は本年末に改定される
ようになって居ます。
日米両政府は自衛隊と米軍支援について、朝鮮半島有事の場合戦闘が起きる恐れ
のない後方支援に限定して居たが、どうやら今後は後方支援の地域拡大する方針
で合意した様だ。
又中国を睨み尖閣諸島周辺南西方面での警戒監視活動の強化。
日米の基地・施設に共同使用推進も盛り込む方針。
此の日米防衛協力指針は自衛隊と米軍の役割と協力を決めた政府間の文書です。
冷戦時代当時のソ連の上陸侵攻を想定し策定されました。
その後北朝鮮核開発等で朝鮮半島有事を重視した内容に改定された。
今回は中国を重視した役割や協力が加わり今年末までに再改定で合意しました。
安倍政権は自衛権行使容認等で新たな日米同盟を構築したい意向の様でこれと
同時進行で周辺事態法や自衛隊法等の改正案策定も進める方針との事。
後方支援として戦闘現場での燃料補給や医療支援・武器等輸送支援までも手を
広げる意向の様です。
また基地や施設の共同使用は米軍と一体化する事を意味し益々紛争にのめり
込んで行く事になりそうだ。
当然敵対行為と見なされ攻撃の対象になる恐れは大いに出てきますね。
是は中国けん制を急ぐ余り日米同盟強化をアッピールするものと取られています。
問題は米国政府が日本の思惑通り動いて呉れるかです。
米軍側は大変日本に好意的ですが、米政府特にオバマ大統領は日本に対して
不信を抱いて居るとの噂もあって疑義を挟む人も多い様です。
米国の本音は今中国のご機嫌を損じたくないと言う事です。
日本と韓国の諍いも頭の痛い事の様です。
そんな訳で100%アメリカを信用して良いのか正直な処迷いますね。