戦後日本は米国の学制を取り入れて6・3制の義務教育と高校3年大学4年の学制
となった。
処がこの学制では遣って行けない現状が出て来て学制の見直しが叫ばれ出した。
其処でいっその事6・3・3制の義務教育化としてはどうか?
中学校・高校教育を一貫性教育にしてはどうか?
イヤ4・4・4制では?5・4・3制ではと学制改革案が色々出された。
小学校を4年、中学校が4年、高校が4年標準的教育が12年で、専門的教育4年と
する学制で、12年の区切りを何処につけるかが問題となります。
この頃の児童はませて居るので昔の教育方針では無理だ。
学制は当然現状に適合したものに替えるべきとの意見も出てきた。
また欧米並みに入学・卒業を9月に変更する問題は大学で大きな問題になって居る。
当然学期の変更は小・中・高校にも関係する事でこれも重くのし掛かって来て居る。
これはまた国家財政にも関わる事なのでそう簡単には済みそうにない。
学制をいじると教科書無料化にも影響が出て来ます。
そこで政府は教育再生実行会議が提言した6・3・3・4制の学制全面改革は先送り
にしたようだ。
余りにも複雑過ぎて手の負えなくなったのか?
ただ学制はそのままでも小学生の英語教育やIT教育化は進み益々今の遣り方では
遣って行けなくなってきたのではないでしょうか?
今後一体義務教育は学制改革はどうする積もりなんでしょうね。