政府は昨日集団的自衛権行使容認に関する閣議決定に憲法解釈変更を明記する
方針を先日決めました。
是と同時に参院憲法審査会は憲法改正手続法である「国民投票法改正案」を自民
公明・民主党等の賛成多数で可決しいよいよ3日参院本会議で成立する見通しと
なりました。
是で1ケ月以内に施行され憲法改正に向けた法的環境が整った事になります。
「狭い日本そんなに急いで何処へ行く」と言う交通事故防止標語がありますが、将に
現在の日本を表す言葉の一つと思われてなりません。
何故そんなに憲法改正を急ぐのかと言う声があります。
反面今の憲法では日本は守れないと言う意見もあります。
今回の国民投票法改正案は折角苦労して成立させた法律を有効に活用出来てない
として何とか憲法改正の手続き法だけでも具体化したい言う趣旨で改正されたもの
と理解したい。
今回の改正目的は憲法9条廃止のためのものではないと口酸っぱく言って居るが
石原氏の様に日本自主憲法の制定を面と向かい宣言する人も居ます。
憲法改正の主目的は正直な処不戦条項の削除ではないかと言われて居ますので、
大きな問題となる可能性があります。
初めは国民の基本的人権に関するものであっても蟻の一穴でやがては本丸落城
と言うケースも想定されるので、現状維持を主張する人が多い様だ。
今回の改正案は国民投票の投票年齢を18歳まで引き下げる事。
警察官を除く公務員ノの改憲を働き掛ける「勧誘運動」容認。
等が主な改正点である。
改正基本的手続きの改正は今回は含まれて居ません。
憲法改正発議要件の衆参各院の3分の2以上の賛成。
国民投票で有効投票総数の過半数の賛成。
今回は手を着けて無い様ですね。
しかし何となく憲法改正の足音が、近づいて来た感じがしてなりません。