日々好日

さて今日のニュースは

またもや原子力行政の杜撰さ暴露される

2014-06-08 08:11:28 | Weblog

各国が、国際原子力機関に毎年行って居るプラトニューム保有量報告で日本が核爆弾
80発分に相当する多量のプラトニュームが報告されてない事が判明しました。

原因は福島原発事故以来原子炉に入れた儘で使われてないプラトニュームが640キロ
もある事が判ったもの。

現在日本には15~16ケ所の原発に50基余の原子炉があるが全て稼働停止です。
当然原子炉に入れた儘のプラトニュームがあってもおかしくないです。

其れを報告洩れとは余りにも杜撰過ぎます。

政府は意図的な過小報告ではないと盛んに弁解に努めて居ますが、何せ核爆弾80発
分と言うと穏やかでは有りませんね。

世界は大量の核物質を所有して居る日本には厳しい視線が有るだけにこの様な報告洩れ
は致命的マイナスイメージになりかねない重大事項です。

冷戦時代米国から研究用に提供されたプラトニューム300キロは米国からの度重なる
要求に折れて日本もどうやら返還を検討する事になったがまだ返還したと言うニュース
はない様ですね。

今回の640キロのプラトニュームの報告漏れは九州電力原発3号機の混合酸化物MOX
燃料に含まれ11年3月に入れた儘で定期検査中との事です。

本当に日本の原子力行政はいい加減なものか判る気がします。
これは日本の原子力行政に携われる人が余りにも散漫過ぎるのではないか?

今後原発を稼働するにせよ停止するにしろ、もっとビッシリ遣って貰わなくては・・・


集団的自衛権行使容認日本に取ってベターなのか?

2014-06-08 07:13:52 | Weblog

安倍政権は強い日本の構築を目指し、そのためには諸国と対等に伍して行くために
お互いが助け合う集団的自衛権行使容認が必要として、それを憲法解釈変更によって
行いたいとしています。

現在の日本の憲法では交戦権がありませんので、ヤムを得ない処置です。

集団的自衛権行使は国連憲法第51条で「国連加盟国に対し、武力攻撃が発生した場合
安全保障理事会が国際平和及び安全維持に必要な措置を取るまでの間、各国はそれぞれ
個別的・集団的自衛権を持つ事を認める」と規定されています。

もし同盟国が敵に攻撃されたら、共に敵に対して戦う事を許すと言う事です。
逆に言うと同盟国が攻撃されたら一緒になってその國を守る義務があるとも言えます。

処が過去の発動例から見えて来るのは大国が小国の内乱に介入する口実になって居る
事です。
大国の思惑で各国が争いに巻き込まれて行くケースも増えてきました。

その例としてソ連軍ハンガリー介入・英国のイエメン介入・米国のベトナム戦・ソ連チェコ侵攻
同じくアフガン侵攻・米国ニカラガァ介入・米国グラナダ侵攻・米国等多国籍軍湾岸戦争
NATOのアフガン戦争・最近ではウクライナ内紛にロシアのクリミヤ侵攻そして帰属化

これらは自国の住民の安全のためと言う口実を設けて内乱に介入してきた。
最近のウクライナ問題が一番新しいですね。

何れの場合も当事国から要請があったとされて居るが理由は何とでも後で作れるものです。
集団的自衛権行使は大国の国益のため、面目のためしばしば乱用されてきました。

日本がこの集団的自衛権行使が容認すれば、大国の思惑で戦争に巻き込まれる可能性は
高いとも云えます。

と言って容認しなければ卑怯者と誹られ、いざ自国が攻撃されても何処の國も助けて呉れない
と言う事態も考えられます。

現在日本は米国の核の傘の下でぬくぬくと経済活動が出来ていますが、米国もそんなに
甘くはありません。
役に立たない同盟国は切り捨てる事もあります。

そう言った大きな問題を抱えた集団的自衛権行使容認問題です。
さて国民はどの様に判断して居るのでしょうか?