今年で青年海外協力隊発足して50年が経つそうで西日本新聞が特集を組んで
居ます。
そもそも此の青年海外協力隊とは何かと言う疑問から始まる。
青年海外協力隊とは開発途上国に対し政府開発援助所謂ODAの一環として
「国際協力機構JICA」が行って居ます。
因みに国際協力機構は外務省所管の独立行政法人の一つです。
相手国と青年海外協力隊派遣の取り決めを行い、相手国からの要請で人材を
派遣する。
派遣期間は原則2年間、ただ1年未満の短期ボランティアもあります。
日本が強制的に押しつけて派遣して居るものではない。
先進国が援助・協力を途上国に押しつける時代ではなく、途上国の開発分野
の人材育成に日本が手を貸す。
同時に派遣された青年の貴重な体験を、自らの人生に生かし、又國のために
役立てると言う面も強調されて居ます。
技術審査・語学審査・健康診断等で選考された隊員が70日間派遣前訓練を
受けて原則2年間単身赴任で相手国に派遣されます。
生活費・往復旅費・国内手当等が支給されます。
年4回にわけて派遣が行われます。
是までの派遣国累計が88ケ国で4万35名だそうです。
男性21,683名で女性18,352名意外と女性の派遣も多いのですね。
現在派遣中の國は69ケ国で1997名だそうです。
男性861名で女性1136名で現在は女性が多いのですね。
日本の海外協力隊は大変相手国で好評で感謝されて居ると言う話しも
よく聞かされますね。
草の根外交の成果なんでしょう。
聞いた事もない様な國にも日本の海外協力隊は行って居るのですね。
紛争地で犠牲になった人、事件に巻き込まれて命を落とした人も結構居られる
と聞くが危険を承知で任地に赴かれる勇気には感服します。
現在はバングラデシュ・スリランカ・マラウイ・ケニア・セネガル等は女性隊員が
多い様ですね。
逆にパプアニュ-ギニア・タンザニア・ザンビア等は男性隊員が多い様です。
しかし我が国を抜いて世界の大国とと称する中国に対し日本が今だ途上国
扱いで海外協力隊を送っているとは意外ですね。
派遣される業種も、保健衛生・教育文化・スポーツ・加工・電気機器電気通信
自動車整備等の保守操作・農林水産・土木建設・計画行政等多岐に亘る。
青年海外協力隊派遣事業費は近年可成り節減されたがそれでも2014年は
118億円と言う。
これは我が国の2014年ODA予算5500億円のうちJICA予算が1500億円
そのうちの118億円が青年海外派遣となりますね。