中国が米国や日本等先進国主導の国際金融に風穴を開けるのだと言って
提議したアジアインフラ投資銀行AIIB創設メンバーが57ケ国となった。
現在日本・米国等が運営して居るアジア開発銀行の67ケ国に迫る勢いです。
中国は一帯一路を掲げ中国から中央アジアを経て欧州に居たるシルクロード
経済ベルトと、東南アジア中近東を経て欧州に居たる21世紀海上シルクロード
を握る事で世界経済を握る構想です。
まずこの構想が出ると米国の友邦せある英国が意外にもいち早く手を挙げて
賛同後は先進7ケ国の主要国独・仏・伊等が参加表明した。
結局創設メンバーは5大陸アジア欧州等37ケ国、ブラジル・南ア等区域外が
20ケ国で総勢57ケ国となった。
今日から北京でAIIB創設メンバー首席代表会議が開かれて居ます。
AIIB運営ルール作り等が話し合われると思われる。
是まで中国財政当局と加盟国との非公式協議も具体的進められて居た模様。
今後は5月にシンガポールで首席代表会議が行われ、6月にはルール等の
調印を終えるとの事です。
中国は1000億ドルの資本金でその内30~40%は中国が出資するとか。
いよいよ中国の金融関連の世界覇権の野望が成就する事になります。
このAIIBはあまりにも構想が大き過ぎて運営や資金面で疑問点が多い。
日本もこのAIIBには疑問視し、返って来ない金は貸せないと言う立場だそう
です。
其れにしてもトントン拍子に中国の口車に乗ったものです。
さてこのAIIB果たして国際金融機関の救世主になるのか、それとも厄介
物になるのか?今の処ハッキリしません。
因みに創設57ケ国は次の通りです。
英・仏・独・伊・スペイン・オランダ・ノールウェイ・ポルトガル・スェーデン
スイス・ポーランド・オーストリア・デンマーク・フィンランド・アイスランド
ルクセンブルグ・ロシア・タジギスタン・アゼルバイジャン・カザフスタン
キルギス・マルタ・ウズベクスト・トルコ・アラブ首長国連邦・クェート
ヨルダン・イラン・イスラエル・オーマン・カタール・サウジアラビア。
中国・インド・カンボジア・ミャンマー・ネパール・フィリピン・パキスタン
シンガポール・マレーシャ・スリランカ・ベトナム・インドネシア・ブルネイ
バングラデシュ・韓国・モンゴル・豪州・ニュージランド・ブラジル・南ア・
エジプト・モウディブ・グルジァ・ラオス・タイ。
なおカナダも参加表明を行いました。