関西電力には、先日国内初の原発稼働差し止めの仮処分が福井地裁から
出されました。
日本の原発のある電力会社は原発反対の流れの中で何処も苦しい運営を
強いられて居ると言われます。
それに電力会社には電力改革・電力自由化・発送電分離と言うのが着実に
進んでいます。
是は電力利用者にとっては有り難い事ですが、電力会社にとっては死活問題
であります。
関西電力は2014年電力供給契約を打ち切った企業や自治体が5374件
だったと発表しました。
ご存じのように日本では1995年から電力の一部自由化が始まりました。
現在は大規模企業や自治体等は電力自由化が行われています。
今は小売段階も少しずつ始まり、最終的には完全電力自由化がなされ
る事となります。
13年度電力9社の供給契約打ち切りは1万4400件で顧客の流出は続いて
居るとの事です。
関電の供給契約打ち切りは2001年からの累計は1万2529件との事。
原発再稼動延期が続けば更に業績悪化で電気料金の値上げとなりさらに
供給契約打ち切りが進み更に悪化と悪の連鎖に陥る可能性が出てきた。
改革を急ぐあまり「角を矯めて牛を殺す」愚は避けたいですね。