日銀が発表する地域経済報告所謂「さくらリポート」で1年振り東海・北陸・近畿
等3地域の景気判断を上方修正しました。
これは近年稀な事で、雇用・生産等の改善で着実に一部地域で回復に向かって
居ると判断された。
因みに外の九州等6地域は据え置きのままで、景気判断は全9地域で回復と言う
表現は継続するとの事。
さくらリポートは地域経済報告と言われ全国9地域の雇用・賃金・情勢等を地域
毎に纏めて3ケ月に1回報告する、謂わば地域の景気体温計の様なものです。
今回東海地域は自動車部門の輸出の好調で生産・雇用で景気回復が着実に
見られる。
北陸地域は新幹線開業で企業の業況感が高まり設備投資も増加。
近畿地域は生産増加で雇用者所得も改善された。
こう言った観点から3地域は景気判断を上方修正された。
外の6地域は輸出の回復や個人消費で持ち直して居るが、公共事業前倒し
等で下方修正し、最終的に現状維持据え置きと判断された。
地域の景気はまだ公共事業や輸出に頼り良くも悪くもなるものなんですね。
完全に内需に支えられた景気は何時になったら来るのでしょうね。