日々好日

さて今日のニュースは

迫る期限焦る日米TPP閣僚協議

2015-04-21 07:43:33 | Weblog

TPP協定交渉の成り行きは今や日米協議の如何に懸かって居るとも云われます。

経済規模の大きな日米間には問題が多くあります。

主な問題はコメ・牛豚肉・其れに自動車問題です。

中国主導のAIIB問題は環太平洋諸国に大きな影響を及ぼしています。
又米国は来年の大統領選を前に今年夏までには合意を取りつけたいとして居るが
支持団体等からの突き上げで下手な妥協は許されません。

オバマ政権は昨年の中間選挙で民主党は敗北し死に体政権と言われ最早独自に
政策が実施出来ない情勢となって居ます。

それだけに民主党政権維持のためには実績を挙げねばならない内部事情がある。

今回TPP日米閣僚協議は都内で、甘利担当相とフロン米通商代表が日本のコメ
輸入拡大等を集中討議しました。

コメ輸入拡大では米国が日本に対し21万5千トン増やす様に要求。
是に対し日本は交渉相手国全体で10万トン未満の輸入枠新設を提案。
米国産は5万トン輸入増を提案した。

コメの輸入に関してはWTO協定で日本はミニマムアクセスとして年間77万トン
無関税で輸入が義務つけらています。
今回の交渉では無関税部分にTPP交渉相手総計で10万トンの輸入枠を新設
する事を提案したものです。
その中に米国産5万トン分を入れると提案。
2014年ミニアムアクセス米として36万トンを輸入しています。
これに米国はさらに21万5千トンを要求して来たが、日本は5万トンで勘弁
して呉れと言っています。

現在米国からグイグイ押され日本は其れを次々と譲歩して居る有様です。
安い米が入って来るのはよい事ですが、米国にコメで支配されるのは日本に
とって余り良い事ではありませんね。

一方で日本は自動車輸出で米国に対し輸入関税2・5%早期撤廃を求める
が米国は長期間で関税は下げて行くと譲りません。

どちらも國の経済が懸かって居るのでそう簡単には譲れませんがどうも日本は
米国の言うままにドンドン譲歩してしまう傾向にある様ですね。


70年首相談話歴史認識継承すれど侵略には触れる要なし

2015-04-21 06:28:46 | Weblog

今年で戦後70年になります。
8月15日の終戦記念日に安倍首相が70年談話を発表すると言う事で今から
注目されています。

安倍首相は今年初めに8月発表する首相談話について構想を述べています。

先の大戦への反省、戦後の平和国家としての歩み、今後アジア太平洋地域や
世界へどの様に貢献して行くか、英知を結集し考え、新たな談話に書き込む。

村山談話を含め歴史認識に関しては、歴代内閣の立場を引き継いで行く考え
と言う趣旨の発言がありました。

ここで言う村山談話とは戦後50年の1995年村山首相が、アジア諸国に対し
植民地支配し侵略への反省と謝罪を表明すると言う、当時としては思い切った
談話を発表。

国際通例としては其処まで言及した例は余りなく、国内からは其処まで卑下
自虐する必要があるかと言う声もあった。

又それから10年戦後60年には小泉首相が村山談話を蹈襲し反省と謝罪の
首相談話を発表しました。

是で勢いついたのが韓国・中国で更に日本追及に火をつけたと云われる。

確かに日本の遣った事は責められる事ではあるが、反面それ以上の罰を
受けた。

それでもまだ足らないと、嵩にかかって攻め立て現在に至っています。

過去は過去で新たな出発をと言う事で関係国とは既に話はついて居た筈
ですが、リーダーが代わり考え方も変わって来たのですね。

そもそも戦後首相談話を発表する必要があるのかと言う声もある。
寝た子を起こす様な愚を敢えてする必要があるのかと言う疑問です。
戦争は再び起こして不可ません。
しかしこの頃はまたキナ臭くなって来て何時戦争が勃発してもおかしくない
状況になりつつあるのも現実です。
当然大戦の反省と謝罪は続けるべきと言う声。
では何時までも日本は永久に引き摺らねばならないかと言う声も出て来る。

今回安倍首相がテレビ出演し戦後70年談話で聞かれ次の様に言った。

歴史認識に於いては基本的考えを引き継いで行くと行って居る以上もう一度
改めて書く必要はない、従って植民地支配や侵略への心からのお詫びと言う
言葉に触れる必要はないと認識する。

今年の始めに説明した、戦後の平和国家としての歩み、今後アジア太平洋
地域や世界へどの様に貢献して行くかと言う事で纏めると言う。

問題は益々反日批判が厳しい韓国・中国がどう反応するかだ。
また日本韓国の関係悪化を心配する米国がどう対応するかです。

安倍首相は今月下旬オバマ大統領と会談が予定されて居ますが、同時に
米国上下両院合同議会で演説が予定されて居ます。

さてそこでどの様な事が話されるか是も注目されて居るとか。