ゆうべ天気予報をみて、火曜日より今日のほうが降水確率低いので、乗馬に行く予定にしといた。夜のあいだには雪が降るかもと言われてたのが、ちょっと不安だったんだけど、朝起きたら、みごとな晴天。
喜んで出かけてったら、けっこう風が冷たかった。でも、8度くらいでしょ、そのくらいへっちゃら
今日あたりは、そろそろ障害飛ぶ番かなって覚悟してたんで、ミラノが割り当てられても、予感どおりとばかりハイハイと二つ返事で乗る。
いつも私は、「障害なんか飛びたくない」とか言ってんだけど、それは間違いなくホンネなんだけど、正直、ミラノみたいな馬と障害に向かうのは、楽しい。なんだかんだ言って、やっぱり障害を飛ぶことは、乗馬の楽しさのひとつと認めざるをえない。
ただ、飛べるようになるまで時間を要すのが、乗馬の、容易に拡がりをみせない、残念なところ。こんなに楽しいのに、そこへ到達するまでの練習が退屈だったりキツかったりで、より多くの人に楽しさをわかってもらえてないような気がする。
もちろん、教えるほうにしたら、ハンパな状態でムリなことしたらケガにつながるから、その前段階でミッチリやらざるをえないんだけど。
それにしても、でも、きょうは、馬場状態が、悪いよ~、落ちたくないねー
はい、馬場に入ってウォーミングアップ。常歩から速歩で、ミラノのご機嫌をうかがう
速歩で巻乗りしてると、「正反撞のとき、足首にチカラ入り過ぎ。だからアブミが動く、もっと“お尻で座る”ほうに集中して」と指摘。
ホイホイと、直す。自分の体のどこに力入れて、どこをどうしたらいいのか、自分でわからないのが、乗馬という運動の難しいところ
「回るときは、もっと外方の拳を使うようにして」
来た!外方の拳! 言われるまでもなく、やりたいんだけど、できてない、昨年来のテーマ。
馬を曲がらせようとするとき、内側の手綱をビヨーンと、ドア開けるみたいに、内に引っ張れば、誰でも曲がることはできるんだけど。そうぢゃなくて外側を使うってのが、去年美浦に来る前に教わり始めて、以来自分のなかで重要テーマとして、ひそかに取り組んでいること。
具体的にどうやるかはイマイチ分かってないんだけど 感覚的には、自分の両のコブシの間、手元に馬の口をつかんでて、それを左右に曲げてく気持ちでやってる。
なんでこれを重要視してるかっていうと、これできると、障害飛んだあと一歩目から(気持ち的には飛んでる空中から)次へ向けて方向転換できるから。
そしたら、次は駈歩、馬は待ってましたとばかり、元気いっぱいでビュンって飛んでく勢い。「もう少しユックリ」って言われる、当然のこと。でも、ユックリになんない
「背中押すと、ビュンって走りますぅ!」っと訴えると、
「乗ってる人間のイメージより(ひとの)上体が後ろいってます。そこは(馬に対して)“行け”ってトコです」というわけで、馬を責められず(あたりまえだ) 自分の体勢を微妙に直すことになる。
いつもカラダ(ひとの上体)起こそう起こそうとしてるんだけど、それがこの馬に乗るときに関しては、ヘンに(ひとの)背骨からおしりへ体重をかけて、馬の背中のツボ(?)を押してしまっているみたい。
「いま、脚が前にあって、上体が後ろに行ってます。ぢゃあツーポイントで乗ってみて!」
ハイって、あぶみに立って、駈歩。そうすると、脚が前に出てると立てないから、自然と正しい位置に直る。
「拳あげない。手綱短くして、もっと胸が下を向いてもいいです」
って言うんで、前傾姿勢、競馬の乗り方のカッコに近づく。あら不思議、ビュンって走りそうな馬をこのカッコのほうが抑えることができるみたい。
そんなことしてても、あいかわらず左手前で外にふくれそうになるんで、外側の手綱・拳と、外の脚を少し後ろにするようにして使って、輪乗りのなかにおさまるようにする。
何周かして、落ち着いた駈歩できるようになって、おしまい。「ぢゃ、いいでしょう、障害やりますか」 ハイハイ
最初は速歩で。低いクロス。ミラノにとっては何でもない、軽々と跨いぢゃう
楽勝と思ってると「軽速歩をしっかり保つ!」と指摘されちゃう。
そう、ほっぽっとくと障害前でダダッと駈歩になっちゃうんで、向かってくときにゆっくりとした速歩にして、そのリズムを保ったまま飛ぶようにする。おっと、もちろん回転するときは、外側の拳を意識。
ここで、この高さとスピードでやることやってないと、駈歩のときにグダグダになっちゃう。
さあ、ぢゃあ駈歩で。障害の前に、駈歩の歩幅で3本の地上横木を置いて、ポンポンポンと来て飛んでみろと。
やったことないな、できるかな、行ってみるかー、って言うまでもなく、ミラノ障害上手だから、難なくクリアできちゃう
「さっきの原理を応用して、駈歩おさえてきて、障害の前ではカラダ起こす!」
そうかってことで、回ってくるあいだはツーポイント気味で、急がせない駈歩をつくって、障害前では少し胸を張るっていうか腰を張るっていうか。
「障害の前では、グッと脚で挟んで合図して!」
でも合図しないでも勝手に飛びますよと返事しといて、次からは挟んでみる。「違う、横木の一本目から」というので、速歩で地上横木をまたぐときと一緒で、3本の横木に入るところからギュッ、ギュッ、ギュッと。
ちなみに、4年前に私が障害はじめたときは、回転するところくらいでは元気よい駈歩をつくっといて、障害に向かったら何もしない、って感じで教わり始めたんで、以来ずっとそんな感じで来てます でも、美浦に来てからは、どの馬乗っても、踏切のときに「脚!」(発音は「キャァック!」ね)って言われてます。
「カラダ起こすのがちょっと遅い。1本目の横木から起こして!」
ハイィーってやるんだが、何かうまく馬とリズム合わない。輪乗りの駈歩のときに知らず知らず押せてた“ゴーサインのツボ”が押せないよぉ
何回かやって、障害はクロスから垂直へ変わる。ポン、ポン、ポン、ジャーンプ。
「馬が前に突っ込むようなカッコになってる、それぢゃ止まりますよ! 障害の前に来たら起こすように」
たしかに、いまのは危なかった。でも、みんな「ミラノは油断すると止まる」とか言うんだけど、なぜか私はミラノには障害の前で止まられたことはない。だから、安心してつかまってる。
ぢゃあ今度は起こすようにって、気をつけていくと、ありゃ、なんかヘンな飛び方?
「拳あげない!もっと上体・腕を柔らかく」
はいはい、なんかヒジと手首が固まったまま飛んでましたね。次は馬の動きについていくように、腕を動かしてみる。
ちなみに乗馬の指導は、教わってる人によって直すポイントまちまちなんで、教える方もそのときどきで全然違う方向のことを言うときがあります。私は、障害飛ぶのに、「足のウラを見せろ」(カカト下げて脚を前にして靴の底を前方に向けろ?)っていうのと、「耳をつかめ」(馬の耳をつかむ勢いで腕を前に出せ?)っていうのとか、相反するような言葉を聞いたことがあります。(私が乗ってるときぢゃないけど。)
で、カラダが前に行っちゃったと思ったら、次は後ろに、後ろ過ぎたかと思ったら、次は前に、なんかベストポイントがつかめないままに、何回か繰り返し
当然、右手前、左手前で交互にやるんだけど、「飛んだあと、どっちに行くか明確に指示だして」と言われたんで、飛んだあと、駈歩出すときみたいにハッキリと脚を使う。
さてさて、「まだ行けますか?」「行けまーす!」って意味は、障害の高さ上げるって意味に決まってる
高さ上げて、いままでと同じように、助走は力ためるような感じで、障害前で人馬とも体勢起こして、グッ・グッ・グッ、ポーンと飛越。
飛ぶよ、全然飛ぶ。でも、なんかヘン 馬に問題ないんだけど、自分がうまく飛べてないのがわかる。まあ、練習で単発の障害だから飛んでるけど、コンビネーションだったら、二つ目は飛べないかもしれない
高さ怖いかって聞かれて、さっきまでと姿勢変えてるつもりはないんだけど、さらにおかしくなってるのかもしれない。オクサーと違って「飛べるのか?」的不安はないんだけど、手前に視線落とすと前に突っ込んぢゃいそうだから、遠く前方を見るようにはしてる。
何回か繰り返して、「今のはよかった」1対「今のダメー」2くらいの割合で、ま、いっか、今日はこの辺で、てな感じで練習終了。
乗馬の上達がむずかしいのは、できてる・できてないが、自分で明確にわからないときがあるところ。
野球とかゴルフだったら、正しく当たればカーンとボールが飛ぶとか、陸上や水泳だったらタイム縮まるとか分かりやすいとこあるんだけど、ゲームみたいにハイスコアとか出るわけでもないし、乗馬でちょっと高度なこと要求されると、試行錯誤してもどれが正解だったかわかんないことがある。
特にミラノみたいに、上でヘタしてても飛んぢゃう馬だとね。かと言って、明確に、止まられちゃっても困るんだけど
終わったあと、最後に飛んだやつ、そーっと近づいてみてみたら、110センチありました。ミラノに乗ってると全然高さを感じません。
おまけ:あるじが転勤でいなくなっちゃって退屈そうなモリトパラダイス
喜んで出かけてったら、けっこう風が冷たかった。でも、8度くらいでしょ、そのくらいへっちゃら
今日あたりは、そろそろ障害飛ぶ番かなって覚悟してたんで、ミラノが割り当てられても、予感どおりとばかりハイハイと二つ返事で乗る。
いつも私は、「障害なんか飛びたくない」とか言ってんだけど、それは間違いなくホンネなんだけど、正直、ミラノみたいな馬と障害に向かうのは、楽しい。なんだかんだ言って、やっぱり障害を飛ぶことは、乗馬の楽しさのひとつと認めざるをえない。
ただ、飛べるようになるまで時間を要すのが、乗馬の、容易に拡がりをみせない、残念なところ。こんなに楽しいのに、そこへ到達するまでの練習が退屈だったりキツかったりで、より多くの人に楽しさをわかってもらえてないような気がする。
もちろん、教えるほうにしたら、ハンパな状態でムリなことしたらケガにつながるから、その前段階でミッチリやらざるをえないんだけど。
それにしても、でも、きょうは、馬場状態が、悪いよ~、落ちたくないねー
はい、馬場に入ってウォーミングアップ。常歩から速歩で、ミラノのご機嫌をうかがう
速歩で巻乗りしてると、「正反撞のとき、足首にチカラ入り過ぎ。だからアブミが動く、もっと“お尻で座る”ほうに集中して」と指摘。
ホイホイと、直す。自分の体のどこに力入れて、どこをどうしたらいいのか、自分でわからないのが、乗馬という運動の難しいところ
「回るときは、もっと外方の拳を使うようにして」
来た!外方の拳! 言われるまでもなく、やりたいんだけど、できてない、昨年来のテーマ。
馬を曲がらせようとするとき、内側の手綱をビヨーンと、ドア開けるみたいに、内に引っ張れば、誰でも曲がることはできるんだけど。そうぢゃなくて外側を使うってのが、去年美浦に来る前に教わり始めて、以来自分のなかで重要テーマとして、ひそかに取り組んでいること。
具体的にどうやるかはイマイチ分かってないんだけど 感覚的には、自分の両のコブシの間、手元に馬の口をつかんでて、それを左右に曲げてく気持ちでやってる。
なんでこれを重要視してるかっていうと、これできると、障害飛んだあと一歩目から(気持ち的には飛んでる空中から)次へ向けて方向転換できるから。
そしたら、次は駈歩、馬は待ってましたとばかり、元気いっぱいでビュンって飛んでく勢い。「もう少しユックリ」って言われる、当然のこと。でも、ユックリになんない
「背中押すと、ビュンって走りますぅ!」っと訴えると、
「乗ってる人間のイメージより(ひとの)上体が後ろいってます。そこは(馬に対して)“行け”ってトコです」というわけで、馬を責められず(あたりまえだ) 自分の体勢を微妙に直すことになる。
いつもカラダ(ひとの上体)起こそう起こそうとしてるんだけど、それがこの馬に乗るときに関しては、ヘンに(ひとの)背骨からおしりへ体重をかけて、馬の背中のツボ(?)を押してしまっているみたい。
「いま、脚が前にあって、上体が後ろに行ってます。ぢゃあツーポイントで乗ってみて!」
ハイって、あぶみに立って、駈歩。そうすると、脚が前に出てると立てないから、自然と正しい位置に直る。
「拳あげない。手綱短くして、もっと胸が下を向いてもいいです」
って言うんで、前傾姿勢、競馬の乗り方のカッコに近づく。あら不思議、ビュンって走りそうな馬をこのカッコのほうが抑えることができるみたい。
そんなことしてても、あいかわらず左手前で外にふくれそうになるんで、外側の手綱・拳と、外の脚を少し後ろにするようにして使って、輪乗りのなかにおさまるようにする。
何周かして、落ち着いた駈歩できるようになって、おしまい。「ぢゃ、いいでしょう、障害やりますか」 ハイハイ
最初は速歩で。低いクロス。ミラノにとっては何でもない、軽々と跨いぢゃう
楽勝と思ってると「軽速歩をしっかり保つ!」と指摘されちゃう。
そう、ほっぽっとくと障害前でダダッと駈歩になっちゃうんで、向かってくときにゆっくりとした速歩にして、そのリズムを保ったまま飛ぶようにする。おっと、もちろん回転するときは、外側の拳を意識。
ここで、この高さとスピードでやることやってないと、駈歩のときにグダグダになっちゃう。
さあ、ぢゃあ駈歩で。障害の前に、駈歩の歩幅で3本の地上横木を置いて、ポンポンポンと来て飛んでみろと。
やったことないな、できるかな、行ってみるかー、って言うまでもなく、ミラノ障害上手だから、難なくクリアできちゃう
「さっきの原理を応用して、駈歩おさえてきて、障害の前ではカラダ起こす!」
そうかってことで、回ってくるあいだはツーポイント気味で、急がせない駈歩をつくって、障害前では少し胸を張るっていうか腰を張るっていうか。
「障害の前では、グッと脚で挟んで合図して!」
でも合図しないでも勝手に飛びますよと返事しといて、次からは挟んでみる。「違う、横木の一本目から」というので、速歩で地上横木をまたぐときと一緒で、3本の横木に入るところからギュッ、ギュッ、ギュッと。
ちなみに、4年前に私が障害はじめたときは、回転するところくらいでは元気よい駈歩をつくっといて、障害に向かったら何もしない、って感じで教わり始めたんで、以来ずっとそんな感じで来てます でも、美浦に来てからは、どの馬乗っても、踏切のときに「脚!」(発音は「キャァック!」ね)って言われてます。
「カラダ起こすのがちょっと遅い。1本目の横木から起こして!」
ハイィーってやるんだが、何かうまく馬とリズム合わない。輪乗りの駈歩のときに知らず知らず押せてた“ゴーサインのツボ”が押せないよぉ
何回かやって、障害はクロスから垂直へ変わる。ポン、ポン、ポン、ジャーンプ。
「馬が前に突っ込むようなカッコになってる、それぢゃ止まりますよ! 障害の前に来たら起こすように」
たしかに、いまのは危なかった。でも、みんな「ミラノは油断すると止まる」とか言うんだけど、なぜか私はミラノには障害の前で止まられたことはない。だから、安心してつかまってる。
ぢゃあ今度は起こすようにって、気をつけていくと、ありゃ、なんかヘンな飛び方?
「拳あげない!もっと上体・腕を柔らかく」
はいはい、なんかヒジと手首が固まったまま飛んでましたね。次は馬の動きについていくように、腕を動かしてみる。
ちなみに乗馬の指導は、教わってる人によって直すポイントまちまちなんで、教える方もそのときどきで全然違う方向のことを言うときがあります。私は、障害飛ぶのに、「足のウラを見せろ」(カカト下げて脚を前にして靴の底を前方に向けろ?)っていうのと、「耳をつかめ」(馬の耳をつかむ勢いで腕を前に出せ?)っていうのとか、相反するような言葉を聞いたことがあります。(私が乗ってるときぢゃないけど。)
で、カラダが前に行っちゃったと思ったら、次は後ろに、後ろ過ぎたかと思ったら、次は前に、なんかベストポイントがつかめないままに、何回か繰り返し
当然、右手前、左手前で交互にやるんだけど、「飛んだあと、どっちに行くか明確に指示だして」と言われたんで、飛んだあと、駈歩出すときみたいにハッキリと脚を使う。
さてさて、「まだ行けますか?」「行けまーす!」って意味は、障害の高さ上げるって意味に決まってる
高さ上げて、いままでと同じように、助走は力ためるような感じで、障害前で人馬とも体勢起こして、グッ・グッ・グッ、ポーンと飛越。
飛ぶよ、全然飛ぶ。でも、なんかヘン 馬に問題ないんだけど、自分がうまく飛べてないのがわかる。まあ、練習で単発の障害だから飛んでるけど、コンビネーションだったら、二つ目は飛べないかもしれない
高さ怖いかって聞かれて、さっきまでと姿勢変えてるつもりはないんだけど、さらにおかしくなってるのかもしれない。オクサーと違って「飛べるのか?」的不安はないんだけど、手前に視線落とすと前に突っ込んぢゃいそうだから、遠く前方を見るようにはしてる。
何回か繰り返して、「今のはよかった」1対「今のダメー」2くらいの割合で、ま、いっか、今日はこの辺で、てな感じで練習終了。
乗馬の上達がむずかしいのは、できてる・できてないが、自分で明確にわからないときがあるところ。
野球とかゴルフだったら、正しく当たればカーンとボールが飛ぶとか、陸上や水泳だったらタイム縮まるとか分かりやすいとこあるんだけど、ゲームみたいにハイスコアとか出るわけでもないし、乗馬でちょっと高度なこと要求されると、試行錯誤してもどれが正解だったかわかんないことがある。
特にミラノみたいに、上でヘタしてても飛んぢゃう馬だとね。かと言って、明確に、止まられちゃっても困るんだけど
終わったあと、最後に飛んだやつ、そーっと近づいてみてみたら、110センチありました。ミラノに乗ってると全然高さを感じません。
おまけ:あるじが転勤でいなくなっちゃって退屈そうなモリトパラダイス