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好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

無限の果てに何があるか

2010-03-27 20:30:44 | 読んだ本
足立恒雄 1992年 光文社カッパ・サイエンス
副題は「現代数学への招待」
宇宙論とかを通じて、次第に物理学と数学に興味をもったころ読んだんだと思う。
なかみは、
プロローグ 「異文化」への招待状
第1章 虚数とは何か
第2章 三角形の内角の和はホントに二直角か
第3章 1+1はなぜ2なのか
第4章 無限とは何か

数学って何なのか、数学的なものの考え方、数学の精神から始まって、数を定義するという段階を経て、後半は集合論の解説。
かつて数学は全くダメというほどでもなく、学生のときは論理学の単位もちゃんと取れたんで、読むのが苦痛なことはなかったけど、それほど簡単にスラスラとはいかない。油断すると分かんない場所に立たされて、先へ進めなくなっちゃう(数ページ戻る)
パズル的に面白そうな問題を解くわけでもなくて、たとえば「まちがいでなければ正しい」とか数学的な発想法を解説してるんで、べつに試験問題ができるようになるわけぢゃないけど、それまで全然そんなこと学んでなかった私には、刺激はあるんで、それなりに楽しい。

私は、数学は、嫌いぢゃなかったんだけど、いつの間にか苦手になって、結局それが、いわゆる文系に進む決め手となった。
でも高3のとき、担任に「成績よくて苦手とか言うんぢゃないよ」って言われたけど。 文系の学部に進んだのに、その後統計解析を専攻するようになっちゃったけど。(ちなみに計算は機械がするから、Σがどうとか分かんなくていいのだ。)
小学校の算数、中学の数学くらいまでは、好きだった気がする。よくあるでしょ、国語なんかより、答えがハッキリ出るから好きだっていうのが。
つまづいたのは、高校1年3学期の三角比で、ちょっと油断して勉強しないでいたら、わかんなくなっちゃった。
そのあと、高2が基礎解析と代数幾何、高3が確率統計という科目だったんだけど、まあ学校出るぶんには難なくクリア。ただ、微分積分をまったく触りもしないで数学の勉強やめちゃったのは、ちょっと後悔してるけどね。大学の一般教養では数学とらなかったし。
私の数学は、いわゆる受験数学なんで、「100題の練習問題をやれば、101題目はそれまでのどれかに似てる(解ける)」というのが基本線。パワープレイですね、はい。高校のテストくらいまではそれでいけたけど、それ以上はね
ただ、因数分解をごちゃごちゃやったり、図形の問題にスパッと補助線引けたりするのは、やっぱ好きなような気がする。ひらめいたとき、なんか脳のなかで神経細胞同士がつながったような感じがするぢゃないですか ある意味、快感 へん?

コメント
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