内田春菊 1991年 文春文庫版
マンガぢゃなくてエッセイ。
内田春菊は、マンガもおもしろいけど、文章も相当おもしろいと思う。
小説は読んだことないけど。
両方才能あるひともいるし、片っ方のほうがむしろもう片方より性に合ってるってひともいるんだろうと思う。(どこかに、いしかわじゅんが山田詠美を評して、マンガより小説のほうが云々と書いてた気がする。)
で、このエッセイ、第一部は「あのころの風俗」という章で、雑誌取材でいろいろな店にいったときのことのもの。
ゲイバーとかね、ロリータショップとか。
いろいろ見て歩いたときの、内田春菊の妙に冷静な視点と、その書き方が、えも言われぬ独特の味があって好きです。
第二部は「呼びとめる人たち」ということで、街歩いてると声をかけられやすい体質の、内田春菊の体験談がもとになってるもの。
「お化粧品、何使ってますか」とか「印かんや運勢にご興味ありますか」とか。
そういうのに意外と平気でついていって、けっこうマジメに話(セールスがほとんど)を聞いてあげて、冷静に断って帰ってくるんだけど、それがまた文章になってると妙に面白い。
「どうだ、私はすごいだろ!」とか「面白い話をしてやるから、ウケなさい!」みたいなとこがない内田春菊のエッセイは、読んでてけっこう心地よいです。
マンガぢゃなくてエッセイ。
内田春菊は、マンガもおもしろいけど、文章も相当おもしろいと思う。
小説は読んだことないけど。
両方才能あるひともいるし、片っ方のほうがむしろもう片方より性に合ってるってひともいるんだろうと思う。(どこかに、いしかわじゅんが山田詠美を評して、マンガより小説のほうが云々と書いてた気がする。)
で、このエッセイ、第一部は「あのころの風俗」という章で、雑誌取材でいろいろな店にいったときのことのもの。
ゲイバーとかね、ロリータショップとか。
いろいろ見て歩いたときの、内田春菊の妙に冷静な視点と、その書き方が、えも言われぬ独特の味があって好きです。
第二部は「呼びとめる人たち」ということで、街歩いてると声をかけられやすい体質の、内田春菊の体験談がもとになってるもの。
「お化粧品、何使ってますか」とか「印かんや運勢にご興味ありますか」とか。
そういうのに意外と平気でついていって、けっこうマジメに話(セールスがほとんど)を聞いてあげて、冷静に断って帰ってくるんだけど、それがまた文章になってると妙に面白い。
「どうだ、私はすごいだろ!」とか「面白い話をしてやるから、ウケなさい!」みたいなとこがない内田春菊のエッセイは、読んでてけっこう心地よいです。