先週土曜日、オグリキャップが、死んでしまった。
日曜日のスポーツ紙は、1面に彼の死を掲げた。そういう馬ってちょっといない。
競馬については、あまり書くまいと思っているんだけど、この馬の死にあたっては、やっぱひとことでも何か書いときたい気がする。
どう書こうか、二日間、いろいろなことが私のアタマのなかを去来したんだけど、うまい言葉は出てこなかった。
以下は、昨日の晩にささっとメモっといたもので、報道や日曜日の競馬場で「優駿回想」と称した彼の映像を観て、ふと思ったことをそのまま並べただけのものだけど。
感情としてはこんなもんかなと思う。理屈をつけた「オグリキャップ論」みたいなものは、また別の機会、もう少し日が経たないと書けないのかもしれない。
馬との別れはいつか訪れるし、25歳ってのはどちらかといえば大往生の部類だと思うけど、やっぱり寂しいような感慨はある。
私自身は、それほど好きな馬ってわけぢゃなかったけど(当時はメジロアルダンのほうを応援してたな。同世代だと、あとヤエノムテキとかね。)、その存在は、やっぱ偉大だった。
レースについては、みんなが口々に挙げるラストランよりも、1989年のオールカマーと、1990年の安田記念、ともに休み明けで圧勝したレースでみせた能力の高さが一番印象に残ってる。
そんなに好きなタイプでもなかったんだけど、後年になってビデオとかで当時のレースを見ると、不思議と、改めて、熱くなる。
みんなは、地方出身がどうとか、クラシックに出られなかったのがどうとか、無謀とも思えるローテーションがどうとかいうんだけど、そんなバックボーンを度外視して、レースの走りを見るだけで、何かが違う。どこか心を揺さぶる、胸に迫るものがあるのは否めない。
どこか、特別な馬だった。それだけは確実に言える。
走り自体は、馬らしくないんだけどね なんていうか、タマモクロスとオグリキャップは、当時にしては、ちょっと変わったタイプ、馬というよりは、チーターとかの肉食獣系の走りをしてると思う
フォームはともかく、ほんとに、見てると、すげえ!とか、がんばれ!って言いたくなる姿なんである。なぜかはわからないけど。
ゲートに入る前に、クビをブルブルっと振ったりするのを見ると、なんかこれから始まることにワクワクさせられるものもあるし。
ただ、妙に、馬を擬人化するのが、彼を契機に始まったような気がするんだけど、それはあんまり好きぢゃなかったな。馬にキャラを求めて、しゃべらせるのは、悪いクセだよ。
でも、とにかく、見てると熱くなる馬だった。競馬をみてて勇気づけられるってのは、なかなかない。
芝居がかった言い方をするのはヤだけど、事実として、そのあと数年、野球をやっててピンチの場面に出くわすと、私はマウンド上で「オグリキャップ、オグリキャップ、1分32秒4…」っておまじないを唱えたことがあった。(1分32秒4は安田記念の勝ちタイムで当時レコード)
負けるもんかって力がわいてくる、そんな馬だったんだ、私にとっては。
日曜日のスポーツ紙は、1面に彼の死を掲げた。そういう馬ってちょっといない。
競馬については、あまり書くまいと思っているんだけど、この馬の死にあたっては、やっぱひとことでも何か書いときたい気がする。
どう書こうか、二日間、いろいろなことが私のアタマのなかを去来したんだけど、うまい言葉は出てこなかった。
以下は、昨日の晩にささっとメモっといたもので、報道や日曜日の競馬場で「優駿回想」と称した彼の映像を観て、ふと思ったことをそのまま並べただけのものだけど。
感情としてはこんなもんかなと思う。理屈をつけた「オグリキャップ論」みたいなものは、また別の機会、もう少し日が経たないと書けないのかもしれない。
馬との別れはいつか訪れるし、25歳ってのはどちらかといえば大往生の部類だと思うけど、やっぱり寂しいような感慨はある。
私自身は、それほど好きな馬ってわけぢゃなかったけど(当時はメジロアルダンのほうを応援してたな。同世代だと、あとヤエノムテキとかね。)、その存在は、やっぱ偉大だった。
レースについては、みんなが口々に挙げるラストランよりも、1989年のオールカマーと、1990年の安田記念、ともに休み明けで圧勝したレースでみせた能力の高さが一番印象に残ってる。
そんなに好きなタイプでもなかったんだけど、後年になってビデオとかで当時のレースを見ると、不思議と、改めて、熱くなる。
みんなは、地方出身がどうとか、クラシックに出られなかったのがどうとか、無謀とも思えるローテーションがどうとかいうんだけど、そんなバックボーンを度外視して、レースの走りを見るだけで、何かが違う。どこか心を揺さぶる、胸に迫るものがあるのは否めない。
どこか、特別な馬だった。それだけは確実に言える。
走り自体は、馬らしくないんだけどね なんていうか、タマモクロスとオグリキャップは、当時にしては、ちょっと変わったタイプ、馬というよりは、チーターとかの肉食獣系の走りをしてると思う
フォームはともかく、ほんとに、見てると、すげえ!とか、がんばれ!って言いたくなる姿なんである。なぜかはわからないけど。
ゲートに入る前に、クビをブルブルっと振ったりするのを見ると、なんかこれから始まることにワクワクさせられるものもあるし。
ただ、妙に、馬を擬人化するのが、彼を契機に始まったような気がするんだけど、それはあんまり好きぢゃなかったな。馬にキャラを求めて、しゃべらせるのは、悪いクセだよ。
でも、とにかく、見てると熱くなる馬だった。競馬をみてて勇気づけられるってのは、なかなかない。
芝居がかった言い方をするのはヤだけど、事実として、そのあと数年、野球をやっててピンチの場面に出くわすと、私はマウンド上で「オグリキャップ、オグリキャップ、1分32秒4…」っておまじないを唱えたことがあった。(1分32秒4は安田記念の勝ちタイムで当時レコード)
負けるもんかって力がわいてくる、そんな馬だったんだ、私にとっては。