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好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

オリアンダーに乗る

2010-07-20 20:41:31 | 馬が好き
いやぁ、暑い
テレビで、さんざっぱら「猛暑日になる」とか言ってるよ。
どーでもいーけど、どーしてテレビってのは、あんな「熱中症に注意」みたいなことを、さも教えてやる、みたいな感じで、わめくのかね。すべて自己責任だろ、そのへん。
まあ、テレビはともかく、まちがいなく昼間は暑くなるんだろーな、と朝から想像せざるをえない。「屋外での運動は控えましょう」なんて言ってる日に、乗馬なんかしていいのかねと思いつつ、出かけてく

どうでもいいけど、先週、キリーンとグッドリーズンに乗った、次の日、めずらしく腕が筋肉痛になった
上腕の後ろっかわなんで上腕三頭筋ってやつだね、張ってた。ふだんはあんまり力入れてないから、そんなに筋肉痛にはなんないんだけどね。130センチ飛ぶのに、やっぱリキ入ってたんだろうか?
それはそうと、よく“初心者乗馬教室”とかやると、2日目が3日目くらいに、腕が筋肉痛で!と訴えるひとが多かったりする。たぶん、手綱をギュッと握ったり、腕に力を入れたまんま軽速歩をするからぢゃないかと思うんだけど、私はそういう(腕が痛い)経験がない(記憶がないだけ?)んで、そのへんが理解できなかったりする。
よくわかんないんだけど、私の乗馬の一番最初の最初は、軽乗鞍(けいじょうアン)だったのが、関係してるんぢゃないかと思う。
はじめの2,3日は、手綱なんて無い、両手を放して横に広げたまま落ちないでいられるか、って乗り方をして、そののちようやく手綱を持たされる。ブ厚い毛布にしか過ぎないって感じの鞍から、ようやく普通の鞍になる、そこで初めてアブミ履いたときは、「おぉ!文明の利器だ!」って感激した
で、軽速歩やった日にゃあ、「こんなラクな乗り方あるなら、最初から教えてくれぇ!」って言いたかったですね (たいがいの乗馬教室は軽速歩から始めちゃう。)
だからかどうかは知らないけど、私は手綱とかアブミに執着しないんですよね、こんなもんなくても、そうは簡単に落ちやしないって知ってるから。(同じ始め方しても、ちゃんと乗ってる人がいるから、基本的に私の乗り方(手綱の持ちようとか)がいい加減だというのが正解だと思うけど。)
で、別に上手だとかバランスがいいとかぢゃなくて、ヤバかったら鞍の前にあるサドルホルダーつかんで、グッと身体を起こせば、ちっとやそっとぢゃ落ちないってカラダでおぼえてるんで、それだけを頼りに乗ってるってことになる。

閑話休題。どうでもいいけど、火曜の午前中に乗馬したら、筋肉痛が出てくるのが水曜の夕方ってえのは情けないね
とにかく、今日は大汗かくような乗り方はしたくないねー なんか軽いとこで、ひとつ、って感じで乗せてもらおうと目論む
そうだ、強鉄に乗って、陽射しの照りつける暑い馬場ぢゃなくて、並木の木陰をポクポク散歩するってのは、どうだ。と思って、強鉄をのぞくと、なんか疲れてるみたいで、出てきやしない。

きのうは月曜だけど祝日だったんで、少年団たちが乗ったから、どれも休んで元気有り余ってるって感じのは、いない。
どーしよーかなーと考えてると、先週のキリーンにつづいて、「教官」馬シリーズってことで、オリアンダーに乗っていいという
オリアンダーは、5月に美浦にきた、KWPNの1996年生まれだから14歳。

父母なんかわかんなくたっていいんだ、KWPN、サイコー!
↑どういうわけか、妙にKWPN=オランダ温血種びいきなんである、私。
ちなみに、日本で馬っていうと、すぐサラブレッドが思い浮かべられるんだろうけど、乗ってみると、ヨーロッパ産の乗用馬のガッチリした感じのほうが、とても頼もしくて、いい。
しかも、サラブレッドは最も美しい、みたいな評価をされてるけど、それは競馬が好きなひとの思いこみぢゃないかなって思う。別に好みはいいんだけどね。私は、実際に見たなかでは、フリージアンがカッコいいと思う。
んぢゃ、さっそく馬装してと。

厩舎のまわりを常歩で歩く。おお、気持ちいい背中の揺れ。なにが気持ちいいかは独断になるけど、ダラダラとかトボトボ歩くやつよりも、元気よく背中が動いてる感じがいい。
少し乗馬に慣れてきたころから、常歩で、いまどの肢が出てるかってのを意識して乗るようになった。いま右、いま左(←後脚だけだよね、実際わかんのは)って感じで、揺られていくのは面白い。
でも、油断してると、道端にある草にクビ伸ばしたりする ダメ、そいつは食わせねーぞ。ときどき好き勝手なほうを向いて、クビを伸ばしたがる。経験上、こういうのを放置すると、あまりよくないんで、手綱を長いけどテンション保つようにして、グイグイ歩かせる。
馬場に入ってからも、そう。グーッと引っ張るような馬のアタマの動きには負けないようにする。常歩しながら、ここでいうこときかせなきゃって思う。手綱を引っ張るんぢゃなくて、肘をカラダにつけて、馬が引っ張ろうとしたらコツンと当たって抵抗感じるようにしなきゃって。

暑いから、集中してサクッと練習しようと思う。
なるべく一所懸命な感じの常歩をして、輪乗りで反応を確かめてから、速歩へ。
(どうでもいいけど、一所懸命な常歩のイメージがよくわかんないひとは、競馬場の誘導馬を見てほしいよね。常歩だけど、すごい汗かいてるぢゃない? 私らの常歩は往々にして休憩だけど、ちゃんとした常歩は運動なんだよね。)
あー、いーねー、速歩も でも、やっぱり、なんか前の方にもたれてっちゃう感じがするんで、グッと推進させて、それをハミで受け止めて、って感じを目指す。
ときどき手綱をウニウニって指で動かして、ビブラートを送ってみたりするんだけど。(効き目あるかどうかは知らん。ただ当方としては、単なる引っ張り合いにならないように留意してるだけで。)
最初に、反対半巻きからやってみる、特に意味はないんだけどね、意表をつくかなって思って。
ときどき回転を入れて、長い直線では歩度を伸ばす。うん、いい反応だ、重いかもって言われたけど、全然重くはない。ただ少ーし前にもたれるような感じがあるだけで、そういう意味ぢゃ手綱に重さは伝わってくるけど、動き自体はすごくよい
暑いから、アブミ上げは、割愛ね
常歩の輪乗りで、前に出ろ、外行け、内行け、を確かめてから、駈歩へ。
うん、いいぞ だいたい扶助に対して、素直っていうか、的確っていうか、忠実 たとえ私レベルでもね。2,3回やって、反応がイマイチなら、馬が伸びきらないように縮めてからやるように心掛けて、ポンと出す。
ああ、駈歩、楽しい ザ・駈歩って感じ、跳躍と着地っていう感じがしっかり伝わってきて、とても心地よい。
動かそう動かそうとすると、かえってヒザが上がってきてダメなので、ときどきグッと深く座り直すようにして、ヒザを下げる(っていうかカカトを下げる)。
輪乗りを詰めたり開いたり、油断すると外のほうへいってしまいそうになる、手綱を内にグイっと引っ張るのはあまりカッコよくないんで、外側の脚を引いたりして適当にコントロールするようにがんばってみる。

それでも、まーだちょっと手の内というか、しっかりしたコンタクトがとれてないなぁと思うんだけど、障害練習へ。
速歩で、低いクロス。左によれるかもと言われたけど、そんな感じはない。
でも、何回かやるんだけど、「もっと随伴して」と言われる。
馬が前のほうにもたれるというか、伸びるような感じがするんで、起こしていこうとするんだけど、そういうとき手綱を引っ張って起こそうとしちゃうのが、私のわかってないところ。
エンジンかけて、後躯を押しこんでいかなきゃいけないんだけど、ただ伸びないようにしてバランスを後ろにしようとするから、飛越の動きに拳も上体もついてってない …それでも飛ぶんだけどね、この馬。
続いて、踏み切りを置いての、駈歩。止まることなんかなくて、ちゃんと飛んでんだけど、どうにもうまくいってない。馬が伸びたまま、適当に飛んでる。
回転するところから強く推進をかけるようにして、障害に向かわせて、待って飛ぶようにしてみる。
障害の直前で、グ、グッ、グイッと強く推してみる。でも、走るようなところはない。飛んだあとも、素直に「駈歩つづけますか?速歩にしますか?」「右いきますか?左いきますか?」って待ってるようなところがある。(多くの馬は、勝手に「ウォー!もう一周行くぞぉ!」みたいになる
一度、飛んだときにバランスを取り損ねた形で、人間が脚をバタッと動かしたら、ポンと踏歩変換した 扶助に対しては忠実である
つぎ、コンビネーション。40センチくらいのクロス3つ飛んで、最後70センチくらいの垂直

速歩で入る、ポン、ポン、3つ目くらいで「あ、弱い」と思う、飛べ飛べ!って力入れてく、グーっと前に行くように見えるけど、それでも止まるわけぢゃなく、ちゃんと飛んでくれる。
でも乗ってるほうは、納得いかないなー 何度か繰り返す、まだ推進が弱いのか、飛んできそうな手ごたえがないんだけど、でもポンポンと飛んでいく。
んー、まだ見せてくれてない“引き出し”が、いっぱいあるな、この馬 拍車つけてビシバシいく人が乗ったら、また違うものを見せるのかも知れないけど。
最後、駈歩で、90センチくらいの垂直。ちゃんとできたら終わりってとこで、「ダメー、馬が伸びきってる、もう一回」とNGくらう できてなくても飛んでくれちゃうから練習になりゃしないなと思いつつ、しっかりコンタクトをとるようにして、最後びしっと飛ぶ。

鞍にサドルホルダーついてなかったけど、つかまなきゃいけないような場面はなかったな。


水飲ませて、洗ったり拭いたり、手入れして。
ちょっと手を休めてると、なんか高圧的な前ガキしやんの、オリアンダー。

そういう馬は、いる。でもお行儀いいヨーロッパ温血種では、あまりやらないんだけどな ときどき、洗い場の柱にぶつけて、カーン!って音をわざとさせたりしてるよ、こいつ。
腹へったのかよ、ってリンゴやると、パクパク食べてた。

どうでもいいけど、よくみると、顔に傷がいっぱいある。

あまつさえ、耳にちぎれてるとこがある。
(なんか「シートン動物記」に耳がギザギザになったウサギの話とかあったの思いだした。)

もしかして、ケンカ大好きだったりした?オリアンダー?
そういやぁ、「若いころは随分と無茶もしたもんです…」みたいな雰囲気あるぞ アシ洗ったヤクザぢゃあるまいし、でも、もしかして?

今日は暑いんで、いつも9時集合のところ、わざと30分早く行って、9時には馬装完了、10時には練習終わった。
今週から、もう夏休みモード。一般会員の練習は基本的にお休みで、高校生以下の子供たちは、比較的涼しい6時からの練習になる。
去年の夏は、乗馬やーめたって言って、乗らなかったけど、今年は続けるつもり。来週から月曜日6時に来なきゃ。
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