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好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

私にとって走ること

2010-07-22 21:55:06 | Weblog
きのうの続き。書名ぢゃなくて、私の走った履歴など。
べつに陸上部とかにいたことはないんだけど、独りで走るのは好きで、走ってた。

私が走りはじめたのは、16歳のときだったかな。
中学3年間は野球部(どうでもいいけど丸刈り。なので、いまでもバリカンで短く刈っちゃうことに、なんの抵抗もない。原点回帰なんで。)で野球やってたんだけど、3年の夏7月の市大会で負けちゃうと、部活って“引退”なんである。
んで、当時の体重がたしか55キロ。高校受験の勉強とかしつつ、翌年春になったら、それが65キロになってた。身長なんかほとんど伸びてないんで、ほとんど横に増えてた
もちろん、これはどうにかしなきゃなって思ったんだけど、いろいろ迷ったあげく、高校では運動部に入らなかった、そんなもんだから、独りで走りだした。
それが走りだしたきっかけ、野球部のときから、走るのはキライぢゃなかったし。
でも、大勢で(野球部って、掛け声かけたりして足並みそろえたりすんだ)走るより、自分で好きなペースで走るほうが楽しいことに、すぐ気づいたな。
走るっていっても、せいぜい3,4キロだったと思うけど。
思えば、走ることに関する習慣は、ほとんどこのころに固まったかなという気もする。
たとえば、夜に走ること。朝なんて、絶対走れない カラダが起きてない。動きも悪いし、走ってていい気分にならない。急に血が流れるからか、太腿とかかゆくなるだけだよ。朝に走るくらいなら、夕食後1時間とか2時間に走ることのほうが、全然へっちゃら。
それから、行きと帰りは違う道を通ること。これは、走ることに限らず、私の習慣なんだけど。走ってて何がつまらないって、単純往復のコース、もう心理的に疲れる(帰りは、ああまだここか、残りがこんなあるとかって思っちゃう)。だから、行きと帰りでは、道を変えちゃう。できれば、家のまわりを大きく円を描くようにするのが理想、そうすれば調子悪いなと思えば、どこからでも切り上げて帰ることが容易にできるし。
あと、多少のアップダウンのあるコースを選ぶこと。登りは苦しいんだけどね、メリハリがあって、楽しい。ちなみに、下りのほうが、走るのは苦手。(フォームがばらばらになる。)

それはそうと、肝心の体重は、すぐ少し落ちて、61,2キロになって落ち着いた。以来、二十年間くらい、変わんなかったかな、走りこんで軽いときで61を切るくらい、さぼって重くなっても63キロくらい。(2003年から走らなくなって、あっという間に上限突破した。それが今乗馬のおかげで戻ってきている。)

で、大学入って、草野球のサークルで、遊びで野球をまた始めたんだけど。
独りで走るのは楽しいので、それはそれで続けてた。心なしか昔より投げるボールも速くなったし。
(どーでもいいけど、今は「野球選手は走るべし」に関しては、まったく否定します、私は。「長距離をゆっくり走る」という動作は、野球には全く現れないので関係ない。野球で走るのは、せいぜい60m(打ってからセカンドベースまで)のダッシュ、それができれば問題ない。っていうか、それ以上は要らないので、そこを鍛えるべき。)
このころになってくると、少しいい靴も買ったりして、あれこれ工夫しだしたりする。
ふだんはジョギング、気合入ってくるとランニング。正確な言葉の違いは知らないけど、個人的には、ただ走るのがジョギング、距離とタイムを意識して走るようになればランニングって使い分けてる。
ジョギングは楽しいところで終わりにしていいけど、ランニングはときに苦しいとこまで頑張ることがある。
目標を立てて走るようになると、やっぱレースに出たくなってくる。
レースといっても、勝ち負けを争うはずもないので、自分の記録をつくるってあたりが目的になる。
レースに出ると、ひとりの練習では絶対走れないペースで走れちゃうのが恐ろしい。ふだん普通の走りで1キロ5分、一所懸命ペースアップしても4分半くらいが限界なのに、レースだと4分で走れてしまう。(プロのランナーはマラソンで3分くらいなのは周知のところ。比較にはなりません。)

で、19歳のときかな、2月か3月に、初めてのレースに出たんだ、手元に資料がないんで、詳細忘れてるけど、たしか「神奈川マラソン」って名称、距離は20キロ、磯子のへんの埋め立て地を走るコース。
でも、このときのタイムはおぼえてる、1時間19分53秒、いまだにベストだから。
初めてにしては上出来、ほぼフラットなコースを2周するんだけど、当時は自分で時計なんか持たずに走ってて、1周目の10キロ終わったとこで40分ちょうどで、自分でびっくりした。練習の感じから、だいたい1時間30分で走れればいいだろうと思ってたのを、すごい(10キロで5分も)上回ってた。もっと驚いたことに、ゴールしたら、後半もぴったり同じペースで、トータル20キロを走りきってしまった。(そもそも実際のところ、練習では12,3キロまでしか走ったことがなかった
このときに、だいたい自分の力がわかったので、以降はそれを目安にして走るようになった。ちなみに、中学・高校でみんなが嫌がる長距離、“持久走”っていったら1500mだと思うけど、1500のベストは16歳のときに出した5分2秒だった。
自分には、あんまりスピードはないな、でも長距離を走ることは苦にならないって、気づいてた。だから、5キロや10キロといった種目よりも、20キロくらいのレースをそのあとも選ぶようになる。
そのあと、年に数回、レースには出るんだけど、記録資料(後日、タイムとかを郵送してきてくれるものです。立派な大会で、数百円だすと、ちゃんとした冊子も送ってくれたりする。)が散逸しちゃってるんで、正確な日付とかタイムはおぼえてない。
すぐあとの4月だったろうか、新横浜マラソンっていったかな、鶴見川沿いのコースの20キロに出た。このとき、私は痛恨の失敗をして、後半戦(10キロコースを2周という設定だった)の一部を歩いてしまった。なんのことはない、ガス欠になって、腹が減って力が入らなかったのだ。最初の10キロは40分くらいだったのに、ゴールしたときは1時間44分だったかな、レースで歩いたのはこのときだけなんだけど。
その失敗以来、私はレース当日の朝の食べ方に異様に神経質になった 当時は(いまもだけど)基本パン食で、その日も普通の量しか(初めてのレースのときだって同じだったから)食べなかったけど、以降はレースの朝だけはごはんにした(日本人だねぇ?)。それもムリして、茶碗に2杯(ふつう食えない)食べるようにした。しかも、レース会場が遠いときや、スタート時間が遅いとき(集合時間だけは早く設定されるので、会場到着からけっこう間が空く)は、おにぎり(ときどきカロリーメイト)持ってって、スタート1時間半前までは食べるようにした。大丈夫、おなかに詰めて、走ったくらいで横っ腹イタくとかはなんない。空腹になるほうがよほど怖い。
炭水化物のとりかたとかも研究してた、当時。日曜日がレースなら、水曜日くらいに長い距離を走って、空腹になるまでカラダを燃やす。あとはレースまでの数日は、油とかをあまりとらず三度三度炭水化物(要はゴハンね)をいつもよりしっかり摂る。これでレース当日は摂った炭水化物を効率よく燃やして走る身体になる、とかね。この方法の是非はともかく、とにかく、以降、レース中のガス欠になったことはない。

で、その年の秋だったかな、前後関係は忘れたけど、丹沢湖で行われた10キロに出た。10キロは初めて。このときは直前にカゼをひいたりして、ヤメようかと思ったんだけど、熱がなかったんで出た。記録は42分台。アップダウンの多い、曲がりくねった道で、タイムは出にくそうだったし、なにより体調も悪かったけど、ちょっと遅過ぎ。40分をどのくらい切れるか試してみたかったのに、がっかり。
たしか11月の下旬に行われた「横浜マラソン」に出たのもこの年だったか。これは20キロ、山下公園スタート・ゴールで、本牧あたりをまわってくるという、走ってみたいコース。
どうでもいいけど、ふだん走れない車道の、しかも真ん中を走るというのは、気持ちいいものです。
このころから、タイム(5キロのラップ)とかを気にしだしたんだけど、自己ベストを目指したにもかかわらず、後半伸びずに、たしか1時間22分台。
ロードレースの多くは、日曜日に行われる。当時のサークルでの野球の試合は、月水金の夕方だったんで、なんの問題もなかったんだけど、春秋はときどき日曜にも試合が入るんで、一応野球優先で考えてる私は、日程かぶらないことを祈ってた。レースの申し込みは、だいたい2,3カ月前かな、なかなか予定は立てづらいけど、申し込んぢゃえばレース中心の生活になる。
翌年、二十歳最後の週だったと思うけど、前年歩いちゃったマラソンの、こんどは10キロの部に出た。こんどは気合い入れてって、38分23秒で走った。これは、私の10キロ(「テン・ケー」とかいうと、イッパシっぽい)のベスト。
そのあとは、勉強とかに忙しくて(?)、レースには出なくなったんぢゃないかと思う。

就職してからも、走ったり走んなかったりで、たとえば春にボチボチ走りだしたけど、夏に暑くてやめちゃうとか、秋に走りだしても真冬にやめちゃうとかって、だらけたペースの繰り返し。
個人的には、走りはじめるには、5月とか10月くらいの気候のよいときがいいと思う。でも、どっちかっていうと、春に始めると夏が苦しいので、秋に始めたほうが続くような気がする。それは、暑いより寒い中を走るほうが平気な、私だけの意見かもしれないけど。
走るのなんて続けらんない、どうしたら続けられるのか?っていう人への、私の答えはいつも「走る時間を決めなさい」である。
一日のうちで、走りに出かける時刻を決める、その時間になったら、観てるテレビが面白かろうが、電話の途中だろうが、なにがあろうと走る。走らないと気持ちわるいくらいの習慣にする、そうすれば続く。まあ、犬の散歩みたいな話だけど。
会社づとめして、いろんな仕事とか付き合いとか増えてくると、決まった時間に帰れないことがある。そうすると、私の「走る」はもろくも崩れたりする。言い訳なんだけどね。世の中の社会人は、なんとか時間をつくって走ってる。ただ、私の走る時間帯をつくる選択肢のなかに、朝は無いってのが、これまた弱いところ。
私の場合は、長くブランク空いたときは、走るの再開して三日目くらいがポイントである。そこをうまく続けて乗りきると、もともと慣れがあるんで、長く続く。そうなると、走んないと気持ちわるくなっちゃうからで、だから、久しぶりに走るようにしようかと思うと、むこう三日は雨が降らない予報を確認して、初日のスタートを切ったりする

…なんか、とりとめもなく長いんで、「つづく」としたい。
(明日すぐ続くかどうかは、わからない。)
コメント
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