龍安寺から、きぬかけの路をさらに南に進むと、仁和寺(にんなじ)がある。
平安時代に、光孝天皇の命により着工されたのが始まりという。その後も、皇室との縁が深く、御室御所と呼ばれるようになった。
広大なお寺だが、今は、訪れる人も多くない。仁王門の前の、この客待ちタクシーは、いつ顧客をGETできたのだろうか。
大きな仁王門をくぐって、左側に、御殿がある。立派な書院や、庭を見学することができる。この御殿は、明治から、大正にかけての再建。
庭園からは、五重塔も臨める。
広くて、長い参道を進むと、奥に、国宝の金堂がある。江戸時代の再建であるが、堂々とした造りである。
今の時期、多くの仏像などが納められた霊宝館はクローズだったし、桜や、紅葉も見られないが、巨大な大寺院であることは、理解できた。ここは、季節のいい時に訪れるべきお寺かもしれない。
マハリシ・ヨギさんが亡くなられたそうだ。インドのアシュラムに道場を持つグルで、40年前、ビートルズが、師の下で修行したことで有名になり、ヒッピー文化の中心になったが、JLは、師が俗人であったことを見抜き、袂を分かち、セクシーセディを作ったりもした。最後まで、付いていったは、GHだけかもしれない。
7年位前インドに行った時、師の瞑想学校の新聞広告を見て、師がまだ健在であることを知ったが、その時は、既にオランダに移住していたようだ。推定享年91歳。ということは、ビートルズと交流があったころは、まだ50歳だったのか??記事を見ると、大学で物理学を専攻していたそうだ。意外なことが、世の中にはたくさんある。
今夜は、タンゴ・ミュージカルなるもの(”Tangera")を、見に行った。世界初のタンゴ・ミュージカルと銘打っているぐらいだから、観客も皆初体験だったはず。でも、多いに盛りあがった。
ミュージカルというには、あまりにもストーリーは、単純。字幕無しのスペイン語(たぶん)だったが、物語の想像はつく。
凄いのは、踊りで、そのスピード、テクニック、芸術性の高さは、素人の私にもわかる。通常のミュージカル以上に、男女で絡みながら踊るダンスが多いが、この呼吸も、完璧。ダンスファンもたくさん観客にいたのだろうが、練習積めば、私にもできると思った人は、ほとんどいなかったのではないか。
よく足がからまらないものだ。ちょっとの隙もない、すばらしいショーだった。
今日が初日で、日曜までやっているので、ダンスに興味のある方はどうぞ。渋谷のBunkamuraでやってる。
瀬戸の○○嫁のRKさんもいらっしゃったが、踊りも歌も得意な彼女のこと、はるかに高いレベルで、Tangueraを堪能したに違いない。