先週の朝日のアジアの街角は、スコータイであった。まだ、昨年の殺人事件は、未解決なのだそうだ。ただ、この事件は、スコータイ公園が88年に開設され、初の事件だったそうで、他の地区に比べ、比較的安全な地域のはずではある。
記事によれば、写真のスラシー寺院等、主要4寺院で、ライトアップが始まったそうだが、電気代の元もとれていないらしい。スコータイの場合、バンコックから日帰りでは行けない。だから、訪れる人は、単なる観光というよりも、遺跡好きの人が多いように思う。見るだけの価値がある遺跡なのだが(少なくとも、アユタヤよりは、古いし、よく残っている)、ライトアップされたからといって、見に行く人が増えるとはちょっと思えない。宿泊施設も貧弱だ(少なくとも当時はそうだった)。
今日も先週に続いて、鎌倉を散策した。16,000歩のコース。
コースは、鎌倉駅釈迦堂口切通し杉本寺報国寺旧華頂宮邸浄妙寺覚園寺来迎寺鎌倉国宝館鎌倉駅
まだ寒いが、花の様子を見ると、この一週間の間でも、着実に春が近づいていることがわかる。
最後に訪れた鎌倉国宝館では、ひな人形の特別展をやっていた。家族構成の関係から、おひな様にはあまり縁がないのだが、この展示を見ると、女の子の健やかな成長への願いが、今も昔も変わらないことがよくわかる。
享保びなの展示が多いが、うりざね顔で、今のおひな様とは趣が異なる。調度品類のミニチュアの精巧さにも驚かされる。女のお子様をお持ちの方は、訪れてみてはいかが?でも、見るだけで満足するかな?たぶん、私も欲しい!となるのは、目に見えている。
鎌倉国宝館で、世界遺産登録を目指している鎌倉の候補遺産リストの載ったパンフレットを初めて見た。A4番で、見開き8ページの、なかなかわかりやすいパンフだ。武士の古都・鎌倉にふさわしい、鶴岡八幡宮、若宮大路、寿福寺、建長寺、円覚寺、鎌倉大仏など、20が候補遺産となっている。一般には、知られていないと思われる遺跡(例えば仏法寺跡、東勝寺跡、一升枡遺跡など)も候補になっており、この運動を盛り上げるには、少なくとも、候補地が、みんなに親しみの持てるものにしていく必要があるのではないかと感じた。