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1週間後の2/17に再び鎌倉巡り。まずは、八幡宮に向かって右に滑川沿いにまっすぐ行って、右に曲がり山道を分け入った。
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そこにあったのは、釈迦堂口切通し。巨大な素掘りの巨大なトンネルだ。何故これだけ大きな(高い)穴を掘る必要があったのかはわからないが、なかなかの迫力だ。
通行禁止だが、自由に通り抜けられる。通り抜けている時に崩れて生き埋めになったらバカと言われそうなので、やめたが。
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そこから10分ぐらいメイン通りに戻ったところに、杉本寺がある。鎌倉で一番古いお寺で、天平時代に、行基が観音様を刻みを安置したという。その後9世紀になって、慈覚大師が十一面観音を刻み安置し、10世紀に恵心が十一面観音を刻み安置したという。その時から、坂東三十三所観音霊場の第一番の札所となった。火事の際、この三尊が杉の根本に避難したおかげで残ったので、杉本寺と呼ばれるようになった。
ということで、十一面観音様のお寺として有名なのである。
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階段も苔に覆われ風情がある(使用禁止で、脇の石段から上る)。
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本堂にも入ることができる。運慶作のお前立ちの観音様は拝めるが、元々の十一面観音様の方は、格子越で、暗い奥の方にあり、よく見えなかった。
立ち並ぶ白旗が風情をそいでいるように思ったのだが、これが杉本寺の昔からのトレードマークらしい。