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天龍寺から、北へ歩いて行ったら、清涼寺というお寺があった。大きそうだったので、入ってみたら、本当に立派なお寺だった。平安時代から続いているお寺だそうだ。
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このお寺は、嵯峨釈迦堂として有名だが、それは、この本堂に祀られているお釈迦様の像の存在による。このお釈迦様の像は、お釈迦様の生前からあった像が、インドから中国に伝えられ、それを模刻したものとされる。その真偽はともかくとして、この像の中から、中国の僧が施入たと思われる五臓六腑を表した布製の模型が発見されている。これらは、レプリカが展示されているが、小学校の理科室で見た内臓の模型のようであった。
お釈迦様も、国宝だけあって、素朴だが、すばらしいお姿だった。
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この多宝塔等、立派なお堂も多く、一見の価値のあるお寺である。