さらに、坂道は続く。Kurseong 辺りからヒマラヤ鉄道と並走する道になる。並走するというと聞こえがいいが、道路と、線路は、ほとんど一体化しており、町や人間の生活すらも一体化している。事故らないのが不思議だ。線路は、道路の右に来たり、左にきたり、見えなくなったり、縦横無尽。たぶん相当事故ってると思うけど。
雨季は、土砂崩れなどで、長期不通が当たり前らしい。
標高1997mのSONADA駅。これでも、結構ちゃんとした街中にある。
こんな光景は、序の口。
チベット寺院もあった。このあたりには、多くのチベット難民が移り住んでいる。ネパール系の人々と、仲良く共存している姿を見るとうれしくなるが。根っこの問題は、解決の糸口すら見えていない。
Ghoom 駅は、ダージリン鉄道最高地点の駅だ。標高2257.65m。
Ghoom 駅から、ダージリンまでは、緩やかな下りになる。霧もやや晴れてきて、大きなチベット寺院、山の斜面に広がる町、茶畑が見えた。
元々ダージリンという名前は、ネパール語から来ており、霧の場所という意味になるという。
ちょうどトイトレインに出くわした。世界遺産に指定されている。1999年にディーゼル機関車が導入され、蒸気機関車の方は、そう多くは走っていない。この急勾配で、相当量の石炭が必要だが、その調達だけでもたいへんだろう。
そして、ダージリンに到着。ここでも、標高2134mある。
寄り道しながら、4時間近くかかったが、景色といい、鉄道といい、町の様子といい、自然といい、変化に富んだすばらしいドライブが楽しめる。
ただ、道がくねくねしているので、車酔いする人は、薬を事前に飲んでおいた方がいいかもしれない。