
ダージリンの観光の目玉の一つは、ダージリン・ヒマラヤ鉄道だろう。1999年に世界遺産にも指定された。
1881年に全線開通。今から130年も前に、ほとんど道らしい道もなかったこの地に、この高山鉄道を作ったという事実だけでも凄いのに、それが、今も使用されているというのは、奇跡に近い。
終点のダージリン駅には、ディーゼル機関車が待機中だった。1999年から、ディーゼル機関車が導入された。

でも、やはり人気は、蒸気機関車。3両が整備中だった。以前は、100両以上あったらしいが、今は、13両が現役という。ただ、部品などすべて手作り。石炭の入手も困難とのことで、今後も維持していくためには、相当の努力が必要だろう。

これが、乗車した列車を引っ張ってくれた機関車。整備もほぼ完了し、くべる石炭を砕いていた。

今は使われていないターンテーブル。

古い教会が、ダージリン駅を見下ろしていた。右の看板は、世界遺産を示すもの。
見えている客車が、まだ機関車がつながれていないが、乗った客車。客車1両1両に名前がつけられている。

3両並ぶと、なかなか勇壮だ?

犬は線路がお好き?
ご覧のとおり、線路の幅は、たった61cm。超狭軌。くねくね曲がった山道で、小さな列車しか走らせられなかった。それで、この狭軌になったという。