かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

デリーその3 デリー国立博物館その1

2010年06月27日 | India・Sri Lanka・Nepal・Bhutan・Uzbekistan
aseうっとうしい天気が続いている。でも、この雨が、農作物には、貴重だ。
インドで言えば、モンスーンシーズンということになるのだろうが、この時期の雨の量が、インドの経済に大きな影響を及ぼす。農業従事者が、人口の7割を越えている国だ。昨年は、足を引っ張ったが、今年は、まずまずと予想されていた。



デリーの屋外は、あまりにも暑いので、冷房の効いているスペースが多い、デリーの国立博物館に行った。昨年末に行ったばかりだが、見ごたえがあり、再訪することにしたのだ。



2回目となると、1回目見落としたものも見えてくる。これは、表にあったたぶんヒンドゥ教関連の山車。博物館に収納されている収蔵物は、数万点とも言われ、展示されているものは、そのごく一部。かつ、まともな、収蔵物ガイドもなく、何回か訪れて、全体像をつかんでいくしかない。



奥が、チケット売り場だが、相当のんびりしている。手前の二人が、音声ガイド受付係。この音声ガイドは、しっかりしているので、初めての場合、利用する価値がある。カメラ持ち込み料を払えば、写真は、撮り放題だが、照明の仕方や、ガラスの反射などで、三脚無では、いい写真は撮れない。三脚まで持ち込み可かは、わからない。



今回の一番の発見は、シルクロード関連の収蔵品だ。手前の仏像は、明時代のものだが、その回りに、絵画、副葬品、発掘物などが、数多く展示されている。前回この部屋を見落としたのか、展示替えなのか?常に、模様替え中の部屋がある。



これは、砂漠での発掘物。櫛などが見える。
説明書きによると、あのシュタインさんが、インドをベースに、19世紀末から、20世紀初頭にかけて、探検し、収集したコレクションとのことである。



収集品の修理も続けられている。その様子も展示されていた。これは、副葬品。私も行ったことがある、アスターナのものだ。



これは、カラホトで発掘されたものという。敦煌で見た塑像の顔と凄く似ていると思うのだが。



これは、どこのものか忘れたが、比較的保存状態がいいもの。図柄的には、トルファン的?



これは、敦煌のものという。庶民的な感じがする。



よくあるテーマ。中国の神話に因んだ図柄である。



これは、アスターナのもの。保存状態は、よくないが、美人の顔立ちは、飛鳥のものに通ずる。



切りがないので、これぐらいにするが、これは、敦煌の仏画。
ここでしか見れないものなので、ひじょうに、貴重な機会となった。
コメント
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