今回の讃岐の旅を、6回に分けて、簡単に振り返りたい。
高松空港に着いて、最初に向かったのは、金刀比羅宮。
町の名は、琴平だし、普通は、こんぴらさんとして親しまれている。
参道入口にあった、金陵さんの博物館。
無料だが、立派なものだった。
そして、参道へ。
御本宮まで785段という。
かつて、786段だったというが、悩むと読めることから、1段減らしたという。
周りにいろんなものがあるし、一段の段差が大きくなく、意外と苦にならなかった。
神馬。
本当の馬がいるのは、珍しい。
ちょうど年に一度のお祭りの日だったが、行った時には、メインは終わっていて、後は夜の催しだったようだ。
花火は、何度も何度も打ち上げられていた。
本宮に着いたと思ったら、旭社だった。金比羅大権現時代の金堂だったという。
江戸末期のもの。
御本宮。明治11年の完成という。
江戸時代は、お伊勢参りと並んで、参拝客が多かったというが、今の人気は、高い。
私は、学生時代以来だから、35年振りぐらいか。
中では、船会社らしき方々が、祈祷を受けていた。
海の神様を祀っている。
讃岐平野を見下ろせる。
正面に讃岐富士が見えたのだが、霞んでいて、写真ではよくわからない。
そこからさらに登ると、白峰神社がある。崇徳天皇を祀る。
崇徳天皇は、ここ讃岐に流されたという。
翌日行った直島にも縁の地があった。
さらに坂は続く。
突き当たりにあるのが、厳魂神社(いづたまじんじゃ)。
御本宮から、さらに583段登ったところにある。
厳魂彦命(いづたまひこのみこと)を祀る。
左の崖には、天狗と、烏天狗の面がかけられていた。
修験道と関連があるのだろう。
御本宮にまた下りてきた。
絵馬堂。
航海の無事を祈る船の絵馬がほとんど。
アルミ缶で作ったというソーラー船も展示されていた。
帰りは、美術館二つに寄った。
一つ目は、高橋由一美術館。
たびたびこの地に身を寄せたという。
琴平山の絵や、本牧、江ノ島など、縁のある地の絵も多い。
写実的な洋画で、明治の初めにこれだけの洋画を描ける画家がいたことに驚かされる。
宝物館では、三十六歌仙と、十一面観音が目玉。
博物館自体も、日本最古級という。
帰り道で、持ちの神輿に出会った。
お祭りの日で、奉納に行く途中だったのだろう。
学生時代にも買った、マル金印の、丸亀団扇もゲット。